FC2ブログ

子供が嫌いで好きなのが野菜

世間はいま夏休みということで、子供たちと食事を取ることも多くなりますが、そこで我々大人を戸惑わせるのは、子供たちの好き嫌いの多さです。
子供というのは味蕾が鋭敏なので苦味や酸味に拒否反応を起こすといいますし、食経験の少なさから新しい味に抵抗があるといいますから、仕方ない面もあります。
とはいえ、好きなものばかりを食べている子供を見ると、栄養バランス的にちょっと心配になりますよね。
また、親御さんからすると、そういう子供が学校の給食を残していないかというのも気になるとことです。
いまだに「残さず食べよう」といいう指導をする学校は多いですからね。

ただ、私は以前、さる給食のおばさんから「食べ残しは自分たちの責任」という話を聞いたことがあるんです。「美味しいものを作れない自分たちが悪い」んだそうです。
たぶんこういう考えの給食調理員さんは少ないことでしょう。
これはその給食のおばさん(イメージより若い)から教えてもらったんですけど、子供たちが嫌いな給食メニューは〈野菜を使った料理〉がダントツナンバー1。対して好きなメニューは〈カレー〉がダントツナンバー1だそうです。
「これってすごくおかしいですよね?だって、カレーってほとんど”野菜”で出来ているんです。つまり、子供は野菜が大好きなんです」、おばさんはそういっていました。
もちろん、給食でカレーばかりを作るわけにもゆきませんし、ハンバーグ(3位)にあれこれ野菜を混ぜ込んでばかりもいられませんが、工夫を諦めたらそこで終わりなのです。
そして、その工夫こそが給食のおばさんの醍醐味なのだそうです。

私は、そのおばさんの姿勢こそが、教育だと思いました。
好き嫌いを決めつけない。
価値観を押し付けない。
子供たちに選択肢を提供する。
それが大人の役割です。
たとえば、形のあるニンジンが苦手という子でも、カレーのベースに使ったり、すりおろしてドレッシングに入っているのは好きという場合があるんです。
ニンジン自体が嫌いなのではないということを教えてあげるのが、食育のひとつというわけです。

これは”物事”や”他人”に対する態度にも応用が利きます。
状況やアプローチによって、好き嫌いが変化するということです。
苦手なことや苦手なひとを目の前にしても、なにか攻略法があるかもしれません。
すべてを好きか嫌いか、黒か白か、否定か肯定かで分けながら生きてゆくのは、なかなかしんどいものです。

ただ、なかには”煮ても焼いても食えない”という場合もあるので、そういうときは無理をせず、諦めるべきです。
”栄養素”は他から取ればいいんです。
それもまた選択です。
人気ブログランキングへ
スポンサーサイト



プロフィール

かつしき

Author:かつしき
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード