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日米の韓国離れが確実に

この2019年(8月24日~26日)のG7は、諸問題で各国の合意が得られないということで、史上初の”首脳宣言が採択されない”会合だということが開催前から決定していて、世界的にもあまり注目されていなかったわけですが、トランプ大統領のとある発言で、日本ではにわかに大きな話題になりました。
FNNが報じたところによると、それは外交安全保障に関する話し合いの最中、トランプ大統領は唐突に「ムン・ジェインというひとは信用できない」「キム・ジョンウンも『ムン・ジェインは嘘つきだ』といっていた」と暴露したそうなんです。
戦略物資の横流しや日本とのGSOMIAの破棄が念頭にあることは間違いないと思うんですけど、この会議に参加していない国の大統領、しかも韓国はアメリカの同盟国だというのに、ここまではっきりと悪口をいうのはかなり衝撃的です。
その翌日の夕食会でも、トランプ大統領は「なんであんなひとが大統領になったんだろうか?」といって、各国首脳を戸惑わせたというのですから、よほど韓国のことを腹に据えかねているのでしょう。

このトランプ発言には2つの意味が見て取れます。
まず、キム・ジョンウンとの関係の良さを匂わせることで、自分は核問題のある国ともきちんと交渉できる意思と能力がある人間だとアピールすること。これはイランへのメッセージになるはずです。
トランプ大統領は2018年にイランとの核合意を離脱し、経済制裁の再開を決めましたが、その理由は、核開発の制限期間が短いこと、弾道ミサイルの開発に制限がないこと、中東のテロ組織をイランが支援していること、といわれています。
もっともらしい理由ですけど、トランプ大統領の本心は、”大嫌いなオバマが決めた合意ではなく、自分が決めた合意に変更したい”ということだけなのだと思います。
それも、複数の国(米英仏独中露)が参加した合意ではなく、アメリカとイランが直接的に合意を結ぶことを好んでいるように見えます。
TPPから離脱したり、北朝鮮との直接交渉を選択したり(6ヶ国協議の枠組みではなく)しているように、トランプ大統領はアメリカ至上主義ですからね。
G7の共同記者会見でも、トランプ大統領はイランのロウハニ大統領との会談に前向きな発言をしていました。
北朝鮮とのそれのように電撃的な会談を行い、自らの存在を高めるための演出にするかもしれませんね。

そして次は対韓国です。
トランプ大統領は(G7での安倍総理との会談のなかで)、米韓合同軍事演習について、「キム・ジョンウンが『韓国が戦争ゲームをしている』と不満を漏らしていた」と明らかにした上で、「私も完全なる金の無駄使いだと思う」と述べていました。
これは”北を敵視していない”という意味でしょうし、北が短距離ミサイル実験を繰り返していることも批判していませんから、かなり北寄りです。
いやはや南北どちらの同盟国かわかりません。

トランプ大統領はムン・ジェインをけちょんけちょんにけなしているだけではなく、「なんであんなひとが大統領に選ばれたのだろう?」といって、韓国の国民全体への不信感も露わにしています。
韓国大統領の首がすげかえられたとしても、韓国から離れた気持ちは変わらないかもしれません。
トランプ大統領のみならず、アメリカそのものとしても、朝鮮半島に必要としているのは、”親米の国”です。
それは必ずしも韓国でなくてもいいわけです。

日本としても、アメリカの真意を探りながら、適切な朝鮮半島政策を選択せねばなりませんね。
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