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台風19号、信州の安全神話は過去のもの

信州長野県といえば、3000m級の山々に守られ、”台風が来ない県”として知られていましたが、この令和元年の台風19号によって、その認識は完全に覆りました。
千曲川の氾濫によって濁流に呑み込まれる住宅街、もろくも崩れる道路や鉄橋、大規模な停電、水没する新幹線…。
今日10月13日の全国ニュースでは長野市と上田市の様子が特に大きく報じられていますが、千曲川は長野県内を214キロにも渡って流れる一級河川のため、その被害は広範囲に及んでいます。
復旧までにはかなりの時間がかかることは確実ですし、県全体として立ち向かってゆかねばなりません。

なかでも、長野市に住む私が気になるのは千曲川の堤防が決壊した穂保地区です。
想像を絶する氾濫によって、住民が屋根に登って救助を待つという酷い状況となり、自衛隊のヘリが救出に向かったため、今日の長野市は朝からプロペラの音がひっきりなしに鳴り響いていました。
自衛隊のおかげもあって、いまのところ大きな人的被害は出ていないようですが、決壊の緊急復旧作業もいまだ終わらず、ポンプによる排水も1~2週間かかるとのことですから、不安な状況はまだまだ続きます。
長野市としても、しっかり支援して欲しいものです。

ちなみに、ニュースで「長野市」が連呼されてはいるものの、13日昼現在で避難指示(レベル4)が出ているのは、2886世帯・9055人なのでかなり限定的です(長野市の人口は約37万人)。
私の近所も特に被害はありません。
他府県の家族や知人から安否確認の電話がありましたけど、ちょっと恐縮してしまいました。
もちろん、気持ちは本当にありがたかったです。

それにしても、長野県は台風被害があまりないので、行政も県民も油断がちなところがあるかもしれません。
決壊した堤防も5年前に補強工事をしたのに今回こんなことになって行政はびっくりしているようです。
県民も自分が住んでいる地域のハザードマップを理解しているのかどうか、避難のタイミングはどうだったのか、みんなで再確認したいですね。
豪雨災害が増えている昨今、もはや”長野県は守られている神話”は過去のものです。

そもそも長野県は水害自体が少ないわけではなく、局地的には度々起こっているのですから、それを県全体として考えるべきなのでしょうね。
かの有名な〈脱ダム宣言〉も、「治水の在り方に関する、全国的規模での広汎なる論議を望む。」という一文で締めくくられていますし、県民も今回の台風19号を機会に一層意識を高めたいものです。
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