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2019全日本フィギュアを終えて

全日本フィギュアの主役は大学生。

どこぞでそんな言葉を聞いたことがありますが、マイナー競技であり、若い頃にピークがやってくるフィギュアスケートでは、社会人になっても滑り続けることはとても難しく、ほとんどの場合は大学卒業が引退の区切りになります。
もっとも、一定の成績を収めなければカテゴリーを上げることができないフィギュアスケートでは、大学まで続けられるのも一握りで、小学生や中学生のときにそれを目標にする選手も少なくないといいます。
そして、大学生スケーターの目標は、いうまでもなく全日本です。
日本中が注目する大舞台で、満員に膨らんだ観客席と、全国中継するテレビカメラに向かって、競技人生のすべてをぶつける。
こんなに華やかな卒業式はありません。
支えてきた家族にとっても最高の舞台でしょう。

もちろん、フィギュアファンにとっても、全日本で卒業する大学生を見送るのは特別な感慨があります。
フィギュアファンの多くは、選手を子供の頃から見守り、その成長を楽しんでいるものです。
大学生スケーターのそれともなれば、10年ほどにもなるでしょうか。
そのときどきの栄光や挫折をともに味わってきた年月を思えば、胸が熱くなるのも当然です。
この2019全日本フィギュアでも、来賓席に座るような気持ちで応援していたファンが多いに違いありません。
それに応えて、今年も数多くの卒業生たちが、思いのこもった素晴らしいプログラムを披露してくれました。
それぞれが得意なところを生かしたり、苦手だったところを克服した姿を見せたり、それまでできなかった技に挑んだり、仲間やファンの声援のなか、競技人生そのものが詰まった濃密な時間でした。
みんなの未来に幸あれ!

そして注目の男女シングルの優勝争いですが、男子はSP2位の宇野昌磨が逆転優勝、女子は紀平梨花が頭ひとつ抜けた強さを見せての初優勝。2人ともおめでとう!
4年ぶりの出場となった羽生結弦がSP1位からFSで大崩れとなったのは残念でしたけど、連戦の疲れが疲れが出たせいだと思うので、世界選手権に向けてじっくりコンディションを整えて欲しいものです。
シングル卒業の高橋大輔は、ミスは散見されたものの、いま出来ることはやり切ったのか、納得の表情を浮かべていました。キスクラでの長光歌子コーチとの抱擁やフィナーレでの羽生結弦との手繋ぎ周回は名場面として長く記憶されることでしょう。

また、去る者がいれば新たな輝きを放つ者がいるのも全日本で、ジュニアの鍵山優真くんが2位、佐藤駿くんが5位に入り、は我々に明るい希望を見せてくれました。
2人とも今季は国際舞台でも活躍し、ともにJGPS1勝でファイナルへと進出すると、鍵山くんは4位、佐藤くんは日本人として久々の優勝を果たしたのですから本当に頼もしいです。
日本のジュニア男子はここしばらく低迷していましたけど、他にも好選手が多く、高橋大輔や羽生結弦が蒔いた種がいよいよ育ってきた印象があります。
日本男子の未来は明るい!

逆に心配なのは女子シングルですよね。
優勝した紀平さんは内容・スコア(229.20)ともに世界トップクラスでしたけど、2位の樋口新葉さんが206.61を出した他は誰も200点を超えず、4位宮原知子さんと6位坂本花織さんの不調は、世界選手権や四大陸選手権に向けて不安でしかありません。
ジュニア勢でも3位に入った川畑和愛さんは立派でしたけど、トップ10に入ったジュニアが川畑さんひとりというのは寂しすぎます。
今季の日本のジュニア女子は、JGPSでも表彰台に立ったのは松生理乃さんの3位が一度きりで、ロシア勢どころか、韓国勢やアメリカ勢の後塵を拝している格好です。

全日本は、ジュニア選手が希望の光を見せる場でもあるのはずなのに、女子はそれがほとんどなかったということに、日本フィギュア全体としてもっと危機感を持つべきですし、メディアももっと取り上げて欲しいものです。
栄光ある日本女子がこのままじゃあ、やばいです。
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