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武漢ウイルス、有事には有事の対応を

2月13日(2020年)に国内での感染者が発覚したことで、「新たなフェイズに入った」といわれるようになった武漢ウイルス(新型コロナウイルス)は、日に日に感染者を増やし、外国の病気ではなく、”すぐ傍にある危機”という認識になってきました。
今日17日には天皇誕生日の一般参賀の中止や東京マラソンの規模縮小などが発表され、国民の防衛意識にも拍車をかけたといっていいでしょう。
加藤勝信厚生労働大臣が、外来の窓口を広げる新たな受信の目安を示し、咳や熱のあるひとに対して会社や学校を休むよう呼びかけていたように、日本にはすでに武漢ウイルスが上陸しており、いまはそれが拡散しないよう、国民が一丸となって立ち向かう段階に入ったということです。

ところが、国民の代表者が集う国会でなにが行われていたかというと、特定野党が顔を真っ赤にしながら桜を見る会やら安倍総理の野次やらを追及しているのですから、国民不在もいいところです。
この土日に報じられた各社の世論調査によると、安倍内閣の武漢ウイルス対策について「評価しない」が「評価しない」を上回っていて、それに伴い内閣支持率も5ポイントほども低下している調査もあるんですから、本来ならば野党もそこを攻めるべきなんです。

安倍内閣の武漢ウイルス対応に対する不満というのは、具体的にいうと「中国人の入国を厳しくしろ」ということです。NHKの調査では「厳しくすべき」が74%もありました。
安倍内閣と二階幹事長の自民党は、先月の下旬、中国での武漢ウイルスの蔓延が明らかになっているにも関わらず、中国人観光客の「訪日を歓迎する」といって、ウイルスごとウェルカムしてしまいましたけど、日本人の一定数はそれに憤りを覚えているわけです。
野党がすべきことは、その憤りの受け皿になることでした。
しかし、野党はそれをしませんでした。同じくウェルカムなのでしょう。
マスコミも一緒になって「中国人差別はよくない!」という論陣を張るのですから、インバウンド重視の政府与党とはまた違った意味で、中国人が大好きです。

そんな野党とマスコミが、ようやく政府を批判し始めたと思ったら、それは横浜港に停泊するダイヤモンドプリンセス号の案件のみでした。
政府が選択した”乗員乗客すべての船内待機”について、野党は「最初から全員検査を検査を行い、陰性の方はすぐに下船させるべきだった」と主張したわけです。
船内で毎日のように陽性患者が発覚する状況から、船内での処置や隔離が上手くいっておらず、船内パンデミックが起きているのではないかという指摘です。
これは海外メディア(DP号の乗客の半数は日本人以外)が報じている内容と同じですし、日本のメディアも船内では乗員乗客が「劣悪な環境で監禁されている」というニュアンスで報じています。
つまり、乗員乗客の人権を尊重しろ!ということですね。

これは一見一理ありますし、異常なほど感染者が増えるDP号の状況や、船で検疫業務に当たった厚労省職員が感染した事実を踏まえれば、政府の対応になんらかの落ち度があったと考えるのが自然です。
乗員乗客の隔離と、彼ら彼女らが触れたもの・使ったものの処理をきっちりしていれば、船内感染がこれほどに拡大することはないはずです。3000名以上が乗る豪華客船で作業が難しいとはいえ、それをこなすのが政府の義務というものです。
それがこの始末ですから、批判を受けるのも仕方ありません。

ただ、日本政府からすると、ウイルスが新型だけに検査のスピードには限界があり、また、陰性のひとを下船させたとしても念のため感染可能性のある日から2週間は隔離せねばならず、3000人以上の乗客・乗員がいるなかで、その隔離施設の用意も簡単にはできないわけです。
しかも、施設に隔離するための法的根拠はなく、”お願い”という超法規的な強制をするしかないわけですから、上陸させた場合のトラブルは予想もできません(遁走するひともいるはず)。
それに対して、”船から下りさせない”というのは法的に可能ですから、政府はそれを選択したのでしょう。
私も”隔離”という部分だけは賛成です。その後の船内パンデミックを防げなかったことが落ち度なのです(横浜に停泊する前に感染が拡大していた可能性もありますが)。

その”下りさせない”でいうと、日本やフィリピンやタイが入港を拒否したクルーズ船・ウエステルダム号というのがありましたけど、日本や世界のマスコミは「非人道的ではないか!」とわんばかりの報道姿勢でした。
ですから、そのウエステルダム号をカンボジア政府が受け入れたとき、世界のマスコミが喝采を持って伝えていたのはいうまでもありません。
下船する上客の笑顔や、それを自ら迎え入れたフン・セン首相の男気が眩しかったですよね。
カンボジア政府が検査した結果、”感染者はいない”という結果だっただけに、入港を拒否した国はちょっとバツが悪い感じになりました。

ところが、昨日16日になって、”やっぱり感染者がいた”ということがわかったんです。
カンボジアで下船した乗客は1000人くらいで、そのあとそこかしこに自由に散らばっていったみたいですけど、感染者が他に何人も潜んでいたら、とんでもないことになると思いますぜ。
発見された感染者が、マレーシアで症状が出て発見されたことを考えれば、東南アジア全域の問題になる可能性もあります。
これでカンボジア政府は大混乱、ウエステルダム号に残っていた乗員・乗客も今後どう扱われるかわからず、大きな不安を抱えているというのですから、目も当てられません。

こうして見ると、日本政府の対応は”感染を船の外に広げなかった”という意味では正解かもしれません。
人権に配慮しすぎれば、国や地域が危険にさらされるんですからね。
政府(行政)や議員、マスコミには、”有事には人権が制限される”という正論を語る義務があると思います。
武漢でのパンデミックが確定したとき、中国共産党政府は都市封鎖という強権的で非人道的な措置を断行しましたけど、日本で似たような状況になったらどうするのでしょう?
そういうときに責任あるひとたちが勇気を持って決断できるかどうか、私はとても心配しています。
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