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封鎖ではなく監禁といった方がいいと思います。

武漢ウイルスの拡大を阻止するため、東京都がこの週末(3月27日~29日)に出した「外出自粛」要請の効果は来週再来週に現れるのでしょうけど、ここ数日の目に見える感染者増からすると、この要請は1、2週間遅かったのかもしれません。
しかもこれは東京だけの問題ではなく、ここ最近全国各地から上がってくる感染報告のなかには、「東京出張」や「東京からの帰省」という内容がいくつも含まれているわけです。
私の住む長野県でも、東京に住む20代男性(おそらく学生)がウイルスを保持したまま帰省し、一緒に飲食した友人に感染させてしまったというケースが発生しています(家族や他の友人も濃厚接触しているのでまだ出てくるかも)。

いうまでもなく、首都・東京は日本の経済の中心であり、ひとの流れの中心ですから、そこが震源地となった場合、なんの対策もしなければ、ウイルスの蔓延は想像を絶するものになってしまいます。
だからこそ小池百合子東京都知事は外出自粛要請をしたのでしょうけど、はたして都民はそれをどれほど真剣に受け止めていたのでしょうか?
報道によると、大人の街は閑散としていたものの、若者の街では普通に人通りが見られ、のんきに買い物やカラオケを楽しんでいたそうです。
若いと感染しても重症化しないといわれているので、あまり気にしていないのかもしれません。
自分から誰かに移すことを考えていないだけではなく、今回のことが国を挙げての戦いだという意識もまったくないわけです。

また、そういう身勝手とも取れる行動のひとつが”東京脱出”です。
この週末、高速バスターミナルでは、地方出身の学生が続々とバスに乗り込んでいたと報じられています。
小池知事が「ロックダウン」の可能性を示唆していたので、閉じ込められたらたまらないと考えたのでしょう。
しかし、これは本当に危険な行為です。
もし、ひとりでもバス内に感染者がいれば、長時間の行程は濃厚接触になりますし、さらにそれが地方にばら撒かれるのです。

もちろん、この東京脱出については、気持ち的にはよくわかります。
学生は春休みですし、4月からの学校もいつスタートするか不透明なのですから、感染者が増える東京から避難し、地元でゆっくりしたいに決まっていますし、親御さんだってそれを勧めるかもしれません。
だからこそ、そういう予測をして、小池知事が東京に留まるよう呼びかけるべきだったと私は思います。
いま世界で最も悲惨な状況になっているイタリアでも、震源地だったロンバルディア州全域をロックダウンをすることになった際、やはりその前に脱出したひとがいて、拡散の原因になったといわれています。

もっとも、いくら上からの指示や要請をしても聞かないひとは一定数いるでしょう。
特に若者は反逆するものです。
県立広島大学では、学生に海外旅行の自粛を求めていたにも関わらず、それを無視して欧州での卒業旅行を敢行した女子学生の武漢ウイルス感染が確認されています。
しかも、その女子学生は症状があったにも関わらず、マスクをつけて卒業式に出席したとのことで、大学は大混乱に陥っているようです。
この”卒業海外旅行”での感染は他の都道府県でも複数わかっていますし、若者というのは本当に恐れ知らずです。

こうなると呼びかけるだけは無理な気がしてきます。
東京などでのロックダウンもそう遠くないかもしれません。
ちなみに、報道などではロックダウンを「都市封鎖」と訳していますけど、”lockdown”を直訳すると”鍵をかける(閂を落とす)”ですから、市民の移動の自由を奪う「都市監禁」の方が正しいのかもしれません。
海外では軍隊や警察がゲートで見張っていますし、違反すれば刑事罰の対象ですからね。

ただ、いまの日本の法律ではそこまで強制力の強いことはできません。
政府の緊急事態宣言をもとに東京都がロックダウンを決断しても、やはり要請や指示の域を超えられず、市民ひとりひとりのモラルや社会性に頼るしかないわけです。
私も日本人のそれを信じてはいますが、武漢ウイルスの状況を見ていると、法律という安全網の必要性を感じています。

戦というのは、備えあって憂いなしです。
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