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富川アナ感染とテレビ局の後手後手

いつの間にか、とでもいうのでしょうか、いま、日本のテレビではどの情報番組やニュース番組でも出演者を減らしたり、出演者同士の距離を取るようになっていますよね(2020年4月14日現在)。
これはいうまでもなく、武漢ウイルス対策のためのソーシャルディスタンスの確保であり、国や自治体が注意を呼びかける”3密”(密閉・密集・密接)を避けることを意図的に強調しての形態でしょう。
テレビ各局は3月30日(月曜)頃からでこういう判断をし始めました。

しかし、思い出してください。
3密について厚労省が最初に注意喚起したのは3月1日であり(3密という言葉は使わず、喚起が悪く、密集し、不特定多数が接触する場所といっていました)、その後もことあるごとに安倍総理や厚労省や各自治体が3密を避けるよう繰り返してきましたよね?
もちろんテレビを始めとしたメディアもそれを報じてきました。
それに沿ってテレビのコメンテイターたちはライブや飲み会やカラオケやパチンコを大いに批判し、満員電車に疑問を呈し、テレワークを強く推奨していたはずです。

ところがみなさんご存知のように、3月中の報道・情報番組はいつもと変わらぬ顔ぶれをスタジオに揃え、それぞれの距離も広く取ってはいませんでした。
スタジオはまさに3密だったはずなのに、そこから世間をこき下ろしていたわけです。
まるで”自分たちは特別だ”といわんばかりに。

もちろんそんなはずはありませんね。
感染症というのは平等です。
3月の末からテレビ局のなかでもチラホラ感染者が出始めると、4月12日には『報道ステーション』のキャスターである富川悠太アナウンサーの感染が発覚しました。
『報ステ』はテレビ朝日の看板番組であり、プライムニュースのなかでも視聴率が高いだけに、お茶の間にもかなりの衝撃を与えたのはいうまでもありません。
しかも富川アナは4月3日から発熱があったというのに、それを押して6日~9日の番組に出勤したせいで、100人ほどいる番組スタッフがクラスター化した可能性があり、自宅待機となっているそうなんです(日刊スポーツ)。
このご時世に無理をした富川アナの見識もいかがなものかと思いますし、キャストの体調を管理していないテレビ朝日もどうかと思いますぜ。
こういうテレビ局が居丈高に政府の対策を批判したり、海外旅行する若者や活発な老人を小馬鹿にしていたのですから、つくづく呆れます。
”後手後手”とはまさにテレビ局のことです。

ちなみに、4月に入ると、テレビ各局は報道・情報以外の番組の収録やロケを中止し始めました。
そのせいでこのところは再放送が多くなっていますよね。
そんななかで報道・情報番組だけはキャストを減らしたりしながらでも放送を続けているのは、それがマスメディアとしてのテレビの使命だと思っているからでしょうし、それは私も正しいと思います。
報道・情報番組はやはり”特別”なんです。

ただ、放送形態は緊急時のそれにする必要があります。
政府は企業・団体に対して出勤者を減らすよう求めているわけですから、テレビ局だってそのなかに入っているはずであり、キャストだけではなく、番組スタッフの数も減らすべきです。
「番組の質を下げないため」と反論するかもしれませんが、国民が必要としているのは情報の量や正確性であって、華やかなセットや専門家でもない解説者のテキトーなコメントではありません。
簡素なセットに局アナがひとりいて、専門家とテレビ電話でやり取りしながら進行すればいいんです。
マスコミのみなさんが大好きな外国では、ほとんどがそうなっているじゃないですか。

日本の報道・情報番組は、視聴率欲しさにひたすらエンターテイメント路線を突き進んできたせいで、本来の役割を見失っているように思います。
だから緊急時に対応できないんです。
今回の武漢ウイルスを期に、本気で考えなおして欲しいものです。
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