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私も真似しろ派?

4月16日(2020年)に緊急事態宣言が全国に拡大されてから初めての土日となるこの18・19日、注目された特定警戒13都府県の人出の変化は、中心部ではずいぶん減っているものの、場所によってはそうでもないところもあるようで、一部の商店街や公園や海岸などが混雑する様子がメディアで報じられていました。
笛吹けども踊らず、とでもいいましょか、こういうときに私権を制限する法律のない日本では、政府や自治体がいくら呼びかけても、それを無視するひとは一定数存在するようです。

日本での武漢ウイルスは、2月~3月中旬までは感染者数・死亡者ともに少なく、「日本人はかかりにくい」とか「衛生観念が高い」とか「社会的距離が取れている」とかいわれて楽観論も広がりかけていましたけど、それは幻想でしかなく、3月下旬からは一気に状況が悪化し、行政や専門家が「感染爆発を抑止できるギリギリの局面」と危機感を口にするようになりました。
そして4月6日には安倍晋三総理から緊急事態宣言が発出され、16日にはそれが全国に拡大されたことで、いよいよ国民一丸となって戦わなければならないときを迎えたわけです。

ところが、いまだに危機感の薄いひともいる上に、マスコミや野党は政府批判を繰り返し、一部のひとたちは安倍総理バッシングに躍起になっています。
私もこのブログで政府の批判をすることもありますから、批判をするなとはいいませんが、有事ではまず団結することが一番ですし、政府がよほど間違ったことをしていない限りは批判よりも協力が必要だと思っています。
そもそも安倍総理は諸外国に比べ、いまのところ悪くない対応をしていますしね。
そういうトップを批判ばかりをしていると、国民が混乱してしまいます。

政府の武漢ウイルス対策について、テレビや新聞や野党は当初から批判のオンパレードでした。
特にPCR検査では、政府は検査機関の処理能力や医療現場の受け入れ態勢を勘案し、数を抑える方針を取っていたものの、外野はとにかく「数を増やせ!」と連呼し、そうでなければ感染が広がるといって、国民の不安を煽ってばかりでした。
そのとき、外野のひとたちがよくいっていたのが「韓国を見習え」です。

韓国は2月に爆発的に感染者を増やし、1日の感染者数が数百人という酷い状況になったものの、徹底したPCR検査と隔離によって、3月の半ばからはそれを百人ほどに抑えられるようになってきて、4月に入ってもそれがどんどん少なくなってきています。
ロックダウンもせずに状況を改善していることから、韓国政府の対応は世界的にも評価されている、これは事実です。
ただ、だからといって各国が韓国の真似をできるわけでもありませんし、実際真似をしている国もありません。
なぜならこの”韓国方式”は、検査数よりも、検査によって判明した感染者を執拗に追跡することにこそ、その特色があるからです。

韓国では感染者が出ると、住所や職場だけではなく、スマホをスキャンするなどし、行動歴が徹底的に洗われ、それを元に濃厚接触者を割り出し、シラミ潰しに検査・隔離するという手法を取っています。
しかも、感染者の住所・職場・行動歴は公表されていますから、名前などが特定されていないとはいえ、プライバシーの侵害は甚だしいものがあるといっていいでしょう。
これは韓国がいまだ北朝鮮との休戦状態にあるため、国民ひとりひとりへの管理が徹底しているせいです。
スパイ防止のために始まった〈住民登録番号制度〉というものもあります。
こういう背景があるため、世界の民主主義各国は韓国の武漢ウイルス対策を評価しつつも、「自分のところでは真似できない」といっているわけです。

それなのに、日本ではいまだに「真似しろ真似しろ」といってるひとがいます。
そうひひとに限って、日本政府が韓国方式を本当に真似したら、めちゃくちゃ反発するでしょうね。「戦前か!」とかいって。
ちなみに、PCR検査の数や感染症の病床数にしても、韓国が世界有数の規模でそれを揃えているのは、2015年にアジアで唯一、MERSが流行し、その拡大防止に失敗した反省から、防疫体制を整備したおかげです。
真似しろ派のひとたちで、このことをいうひとはまったくといっていいほどいません。
こういうひとたちはいつだって”韓国の失敗”には目をつむり、口をつぐみます。
そうして日本では韓国の悪いニュースはほとんど報じられませんから、MERS流行そのものを知らないひとも多いですしね。

過去にSARSで苦しめられた台湾が今回の武漢ウイルスを上手く抑制しているように、やはり経験値はものをいいます。
政府の対応だけではなく、国民の意識にも違いを産むのでしょう。
残念ながら、ここ何十年も感染所の流行がなかった日本ではそこに甘さが出てしまいます。

私も危機意識だけは真似しろ派です。
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