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巣ごもりのストレス解消に時代劇はどうでしょう

武漢ウイルスによる全国的な外出自粛要請(4月16日~)で、みなさん暇を持て余しているせいか、インターネットの通信量が大幅に増えているという調査結果がありますが、テレワークや通信販売での影響は微々たるもので、やはり”動画サイト”が大きな割合を占めているようです。
自粛要請より先に休校要請があった子供たちはYouTubeなどの動画共有サイトばかり利用しているのかもしれませんし、大人たちだって観る時間がぐっと増えたことでしょう。

もちろん私もそのひとりなのですが、観る時間が増えれば増えるほど、普段はあまり観ないようなものにまで手が伸びてしまって、著作権切れの古い映画を観ているうちに、過去の時代劇スターの映像をあれこれ探し出すようになりました。
そんななかであらためて、鳥肌が立った2人のスター、それは若山富三郎と萬屋錦之介です。
私は以前から2人の大ファンですが、比較しているとまた2人の素晴らしさが際立ってくるんです。
わかりやすいのは、2人が同じ拝一刀を演じた『子連れ狼』での殺陣ですね(若山先生が映画版、錦ちゃんがドラマ版)。
アラカン嵐寛寿郎が後輩のなかでも特にこの2人の殺陣を評価していたという話が残っているように、この2人の殺陣は時代劇スターのなかでも際立っていますし、強い個性を放っています。

まず若山富三郎のそれは”リアリティ”の一言です。
十八番のトンボ切りなどの身体の動きがまさに兵法者というだけではなく、刀術はもとより槍術も圧巻で、何人・何十人もいる敵を斬り伏せてゆくのも演技ではないと思えるほどです。画面から恐ろしさが伝わってくる殺陣です。
もし、現実に若山先生が敵に囲まれても、惨殺しまくるのではないでしょうか。
しかも抜刀・納刀の技量や槍の螺旋の美しさでも魅せることができますし、原作の小池一夫さんと作画の小島剛夕さんが「あれは本物だ」と口を揃えたというのも納得です。
私は日本映画史上最高のアクションスターは若山富三郎ではないかと思っています。

対する萬屋錦之介の殺陣の特徴は、斬る前と後です。
歌舞伎出身なだけに”見得”を上手く使って、静から動、動から静で立ち回りを際立たせるわけです。
敵と対峙したときの自信に満ちた立ち姿、抜刀したときの気迫、それだけでもう観ているひとは「錦ちゃんが勝つ!」と確信を持ち、敵を切って倒したときの残心に見惚れる、それが萬屋錦之介の殺陣です。
また、錦之介の残心は画面の”構図”を強く意識したものであり、たとえば敵が錦之介の正面から襲い掛かってくるとき、視聴者は敵の背中しか見えないわけですが、錦之介はそれを袈裟斬りで斬って捨てつつ、身体を上手くスライドさせ、敵の背中から冷酷な表情と美しい残心を見せる、という要領です。
私は一時期、錦ちゃんにはまって、リバイバルに足しげく通ったことがありますが、やっぱり大好きです。

ちなみに、いまの巣ごもり生活のなか、急速に需要を伸ばしているという動画配信サービスでも、若山先生と錦ちゃんの作品をいくつか観ることができますので、興味がある方はぜひ!
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