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2022年の御開帳は激レア

武漢ウイルスによって色んなイベントが延期や中止に追い込まれるなか、長野市民が最も心配だったのは、来年2021年に予定されている〈善光寺御開帳〉でした。

数百年の歴史を持つこの盛儀の説明は不要かもしれませんが、数えで7年に1度、秘仏である前立本尊の厨子が開かれ、我々はその尊顔を拝めるだけではなく、境内に建てられた回向柱はその前立本尊と5色の糸で繋がれ、その柱をさすることで、前立本尊と”触れ合う”ことができるという、功徳溢れた2ヶ月間になります。
江戸時代のひとが娯楽往生を願って謳った「遠くとも いちどは詣れ善光寺」の”いちど”をいつにするかとなれば、やはりこの御開帳期間になることでしょう。
ちなみに、前回2015年は57日間で707万人の善男善女が善光寺を訪れました。
経済効果などという無粋なことは置いておいて、それだけ多くにひとが全国、いや全世界から”善光寺さん”にいらしてくれることは、長野市民の誇りなのです。

しかし、過去の映像を観てもらえればわかるように、数え切れぬほどの参拝者が境内と本堂を埋める御開帳は、まさに”密”です。
予定されている来年4月まではまだ10ヶ月あるとはいえ、その間にウイルスの流行が収まるとはいいきれず、準備にも手間暇がかかる盛儀だけに、中止や延期をするならば、早い判断が必要でした。
善光寺としても、大いに頭を悩ませたことでしょう。

そして、塔頭の住職らが議論の末、”1年延期”という方針を決め、それを今日6月3日、市民の代表たる御開帳奉賛会(ほとんど商工会)に伝え、奉賛会が了承したことで、延期が決定しました。
御開帳の延期は歴史上初めてとのことですが、江戸時代以前は7年に1度ではありませんでしたし、先の大戦のときは中止もあったので、そこまで大事に捉えることもないはずです。
延期とはいえ、開催されることを喜ぼうではありませんか。
そして、善光寺と長野市が協力して、あと2年の間に感染防止対策を構築せねばなりません。

また、ここで私が気になるのは、御開帳と同じ年、それも期間が半分ほどかぶって催されている〈戸隠神社式年大祭〉です。
長野市では”両詣”などと称して観光PRしているだけに、こちらもやはり延期なのでしょうか?
御開帳ほどではないものの、いうまでもなく”密”になりますし、近年は県外や海外からの人気も高まっている戸隠の大祭なだけに、ウイルスのリスクは避けて通れません。
戸隠神社からの発表を待ちたいものです。
(21年は4月25日~5月25日の予定。)

いずれにせよ、御開帳(式年祭)というのは、カタルシスを楽しむものでもありますから、1年延びる分のパワーを蓄えて、22年には長野市全体で盛り上げようではありませんか。
全国・全世界のみなさん、次の御開帳は”歴史上初の延期”というレアな祭りになりますよ!
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