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京都にとって一番の上客は

アベノミクス第3の矢の一環としてここ数年強烈に推進されてきたインバウンドは、かなりの経済効果を上げてきたものの、一部の観光地では訪れる外国人が増えすぎたために様々なトラブルが発生し、京都などでは住民から「観光公害」といわれて敬遠されるようにもなっていました。
それが今年(2020年)に入っての武漢ウイルスの影響で外国人観光客が激減すると、京都のひとは「すっきりした」といって喜んでいたようです。ニュース映像でもどこもかしこも閑散としていましたよね。
私の知人も「木屋町をゆっくり歩けるようになった」といっていました。

ところが、武漢ウイルスの勢いが衰えず、外国人の入国が規制されたのに続き、国内でも”移動の自粛”や”外出の自粛”が求められるようになると、京都のすっきりはひっそりへと変わり、4月には桜花が舞い散るはらはらという音が聞こえそうなほどだったとのことです。
数字で見ても、京都にやってくる観光客は月を追うごとに減ってゆき、5月にはついに9割減というところまできたというのですから驚きです。
そうなるともちろん観光関連には大打撃で、宿泊や飲食、お土産屋さんなんかが悲鳴を上げているとの報道もありました。

なかでも厳しいのは”修学旅行向け”のホテルや旅館だそうです。
ちょっと嫌な話ですが、京都には”修学旅行シーズン”というのがあって、それは京都的には観光の閑散期に当たる時期なんです。
具体的にいうと、GWが終わってから祇園祭まで、五山の送り火が終わって紅葉が色づくころまで、紅葉が散ってから梅が見ごろになるまで、これらが閑散期になります。
ようするに修学旅行生は、京都の美しい桜や紅葉、歴史ある催事などは見られないようになっているわけです。

それでも、いついかなるときでも文化と情緒が味わえるのが京都の強味なので、学生たちも十分に満足できるに違いありませんが、悲しいことに今年はこの修学旅行シーズンの3分の2が武漢ウイルスによって破壊されてしまいました。
2月頃から全国各地の学校が修学旅行の中止を決めたとの話が相次ぎ、私も受け入れ側の京都ひとたちはもちろん、仲間との旅を楽しみにしていた学生たちには特に同情したものです。
学生時代の貴重な思い出になりますし、なんとか日程を調整して冬にでも延期できないかとも思います。
授業の遅れを取り戻すのに時間が必要になって難しいかもしれませんが、インターハイの一部競技で代替大会が検討されたり、春の甲子園の代替交流試合の開催が決まったりしているので、その流れで希望はあると信じたいものです。

その甲子園でいうと、阪神タイガースが高野連所属の野球部の3年生を対象に、”甲子園の土”が入ったキーホルダーを贈るという企画を打ち出していました。
ものすごい数が必要になるんじゃないかとちょっと心配になりますが、選手や監督・コーチが頭を捻ったとのことで、素敵なアイデアだと思います。

これを見て私もちょっと思いついたんですけど、京都(市・観光協会)でも修学旅行が中止になった全国の学生たちのために、なにかプレゼントをしてはいかがでしょう?
お金がかかりすぎるというのだったら、格安で記念商品を販売するとか。
修学旅行生は計算が立つ団体客というだけではなく、それをきっかけに京都の大学に進学したり、大人になって京都旅行に来たりするひとも多いといわれていますし、京都にとって一番の上客のはずです。

昨日6月11日、京都市は全国の教育委員会に対して「修学旅行に来てください!」という手紙を送ったとのことですけど、手ぶらというのは失礼な話ですぜ。
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