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マーティも驚くに違いないコロナ下のプロ野球視聴率

武漢ウイルスによってペナントレースが6月19日(2020年)にずれ込んだプロ野球で、日本テレビが開幕からのジャイアンツ戦を5試合連続で地上波中継すると聞いたとき、私は日テレが勝負をかけてきたと思いました。
近年のプロ野球は視聴率が獲れなくなっていて、例年ならば開幕からの地上波中継も3連戦か初戦のみといった具合です。
それを5連戦にするというのは、武漢ウイルスによって様々なスポーツの試合が中止になるなか、国民の”スポーツ視聴への飢え”を計算に入れて、ここでプロ野球中継の人気を回復したいという腹積もりが日テレにあったのでしょう。

私はその決断は案外間違っていないんじゃないかと思いました。
けっこうな視聴率を獲って、「テレビで野球を観るのって楽しいなあ」というひとが増えるんじゃないかと思ったわけです。
ちなみに去年の開幕のジャイアンツ戦のナイター中継の視聴率は10.6%で、最近は10%前後といったところです。
そして、日テレで通常その時間帯に放送している番組の視聴率は12%弱くらい。
ということは、今年の目標は13%、いや15%くらいだったんじゃないでしょうか。
報道番組でも「プロ野球開幕」はかなりの時間と熱量を持って扱っていましたし(いつも多いですけどそれ以上に)、無観客試合という珍しさもありますし、カードは伝統の巨人阪神ですし、他局にそう強い番組はありませんし、御膳立ては整いました!

そして今日(22日月曜)明らかになった結果は10.7%。
…えっと、これ去年の数字じゃないですよね?
再確認してもやはり10.7%でした。
これだけ状況が違って、去年とほぼ一緒って想像できますか?
20日と21日のデイゲームもそれぞれ7.3%と5.8%ですから、例年と比べると微増くらいですし、私は少々あっけに取られました。
日本テレビも愕然としているんじゃないでしょうか。
中継のあとの『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』が12.4%に跳ね上がっているのも悲しいです。この映画は初めて地上波放送されたのが92年で、それ以後も繰り返し放送され、高い人気を保っているのにプロ野球は…。

こうして見ると、プロ野球のテレビ視聴というのは、いまはもう一部の限られたひとの趣味になってしまっていて、そのひとたちは何があっても観る、それ以外のひとたちは何があっても観ない、ということなのかもしれません。
テレビ桟敷でプロ野球観戦というお茶の間の光景は、もはや過去のものといっていいでしょう。
若者にとっては昭和や平成の昔話です。

また、最近のプロ野球はJリーグ的になったといいましょうか、ファンは贔屓のチームの動向だけを気にし、その試合を観に行ったり、専門チャンネルやネットでチェックするという関わり方になっているといいます。
気軽な地上波中継だからといっても、他所のチームの試合には関心がないわけです。

そう考えると、プロ野球人気回復、プロ野球視聴率回復のためには、中継する開幕戦は通常の試合ではなく、スペシャルマッチのようなものが適していたのかもしれません。
たとえば、医療従事者のためのチャリティマッチとし、加えて全国大会が中止になってしまった高校球児を勇気づけるために、オールスターのような試合、いやそれだと当たり前すぎますから、甲子園出場経験の有無で12球団のスター選手を2チームに分け、試合も甲子園休場で行い、最後に両チームが”甲子園の土”をかき集めて、阪神タイガースがやっていた高校球児へのチャリティキーホルダーに協力すれば、かなり話題を集めたんじゃないでしょうか。

もちろん、これはもはやタラレバですが、プロ野球全体として何かアイデアが欲しかったのは確かです。
現場は頑張っていると思うので、コミッショナーやオーナーが頭を切り替えてゆかなければ、プロ野球は令和の時代を切り開いてはゆけませんぜ。
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