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野球選手にとって年俸はプライドなのでしょう

今オフ、ポスティングでのメジャーリーグ移籍を目指していたジャイアンツの菅野智之投手(89年10月生まれ)がそれを断念し、日本残留が決まった際、ジャイアンツのOBであり、メジャーでワールドシリーズ制覇の経験もある上原浩治は「ポスティングはメジャーへの移籍が大前提だ。コロナ禍で状況が不透明で不安があるというなら、そもそもポスティングを申請しなければよいだけの話なのだ」という厳しい言葉を残していました。
菅野自身は断念した理由について「100%納得できる話がなかった」というぼやかした表現をしていますが、アメリカの報道によると、どうやら19年に菊池雄星投手(91年6月生まれ)がシアトル・マリナーズと結んだ4年6600万ドル以上の契約が欲しかったものの、それがついに来なかったのが大きかったようです。
日本時代の成績からいうと菅野の方が格上ですから、そこは譲れなかったのでしょう。
メジャー球団が菅野に提示していたのは2~3年契約の年平均900万ドル~1100万ドルくらいみたいですから、けっこう差がありますしね…。

しかし、日本では上原同様にこの菅野の残留にがっかりした野球ファンが多かったのか、悲しいことにネットでは「守銭奴」扱いされてしまっています。
残留後にジャイアンツと4年30億、しかも1年ごとに選手が契約破棄するかどうか選択できるというオプションつきの大型契約を結んだことで「チャレンジではなく安定を取った」という厳しい声も加わり、アスリート(競技者)としての評価は地に落ちたといっていいでしょう。
菅野を擁護する読売新聞家メディアからは「金がすべてじゃない」「今後メジャーを目指す選手のためにも中途半端な契約はできなかった」といった記事が発信されていますが、火に油を注いでいるだけのような感じです。

私は”菊地以下は嫌”という菅野投手の気持ちもある程度理解できるので、批判的な気持ちはあまりないのですが、そもそも菊地の4年6600万ドルというのがマリナーズの査定ミスとしかいいようがなく(アメリカでは完全なる不良債権扱い)、そこを基準に考えるべきではなかったように思うんです。
基準にすべきはかつてジャイアンツで同僚だったマイルズ・マイコラス投手(88年9月生まれ)です。
一緒だった3年間からすると、菅野とマイコラスはほぼ同じくらいの実力に見えましたけど、マイコラスが17年にセントルイス・カージナルスと結んだ契約は2年1550万ドルです。
メジャー球団が菅野に提示していたとされる条件はこれよりずっといいのですから、それで妥協するという選択もあったはずですが、ジャイアンツへの入団の経緯といい、菅野にはなんだかモヤモヤばかりが残ります。

またその守銭奴でいうと、所属するロサンゼルス・エンゼルスが提示する1年2500万ドルを不服とし、3300万ドルを勝ち取るために年俸調停に臨むこととなった大谷翔平も、ネットではけっこうな批判を受けています。
昨季の大谷は投手では2試合目で腕を痛めて離脱、打者では2割に満たない打率で規定打席にも届かないという酷い有様でしたから、「2500万ドルで十分、いやそれでも高すぎるくらいだ」といった声が多いようです。
私も正直、エンゼルスの2500万ドルは”甘め”の査定だと思います。
このくらいの値段がつくのはレギュラークラスのはずですが、この3年間の大谷は一度も規定には到達していませんからね。

ちなみに昨季、エンゼルスと契約した年俸調停権持ちの選手でいうと、オールスターにも選ばれたトミー・ラステラ内野手が325万ドル、23セーブのハンセル・ロブレス投手は385万ドルで円満に合意に至りました。
この2人の活躍と年俸を考えると、大谷が要求する3300万ドルはちょっと寒いものを感じてしまいます。
大谷はこれまで3年180万ドルという低年俸だったので”二刀流”という風変りなことが許されていたと思うんですけど、3300万ドルという自己査定ではチームメイトの見方も変わってしまうのではないかと心配になってきます…。

また、球団の提示額と大谷の要求額にけっこうな差があるのも気になるところです。
これは球団が考える選手の価値と、選手が考える自分の価値の差ですから、そこに開きがあれば契約がどうなろうとギクシャクしたものが残るはずですし、そうした理由で近年は年俸調停を避けるケースが多くなっています。
にも関わらず、今回のエンゼルスは「2500万ドルから譲るつもりはない」という頑なな姿勢を貫いているので、これはある意味”大谷を見限っている”といっていいのかもしれません。

ちなみに、昨オフ、エンゼルスはレギュラー外野手のブライアン・グッドウィンとの年俸調停になり、結果グッドウィンが勝利したわえけですけど、グッドウィンは20年シーズン途中にトレードでチームを去っているんです。
相手側から乞われる形での移籍とはいうものの、揉めたことが背景にあるのかもと深読みしてしまうのは私だけでしょうか。
エンゼルスの大谷への扱いが不安になってきます…。
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