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バンクーバー五輪女子フィギュアの不正採点を考える その5

これまでは某韓国選手とロシェットから不正加増点を抜き取ることによって、その悪行を分析してきましたが、それだけでは全容がつかめたことにならないので、今度は私が不正加増をする立場になって考えてみたいと思います。

現行採点で不正を行う鍵はGOE(出来栄え加点)とPCS(演技構成点)になります。
これらは総得点の約半分を占めますし、専門家ですら評価にばらつきがある分野ですからね。
客観的に説明できるジャンプやステップ(スパイラル)、スピン、といった技術の基礎点はいくらなんでもかさ増しことはできません。3回転なのに、「いまのは4回転です!」って強弁したら、お客さんみんな帰っちゃいます。

この出来栄え加点は、見た目はっきりと失敗した技にはつけられないルールになっています。ですので、イカサマをする側も、失敗なく技をこなしてくれる選手がありがたいです。
高いとか速いとか深いとか柔らかいとかいう出来の良さ云々ではなく、とにかく正確にこなしてくれればいいわけです。レベル認定に関しても同じで、とにかく、それなりにやってくれさえいれば後はなんとでもなります。
(たとえばスピンではへろへろで汚いポジションであっても、回転数さえ足りていれば、速いだの綺麗だのという主観的評価は粉飾できるわけです。)

それに、すぐわかるような弱点があると困ります。
跳べないジャンプがあるとか、エラーエッジを持っているとか、体が硬くていいポジションがとれないとか、たくさんの要素を入れたつなぎやステップを遂行できる体力や身体能力が足りないとかだと、それを無視して加点してしまえば、いくらなんでもイカサマが糾弾されてしまいます。

PCSに関しては音楽に乗って体を動かせる能力があって、バレエやダンス、芝居の素養があるといいですね。もちろんスケート技術は必須です。これがないと演技全体の出来が悪くなってしまいますから。
そして最後に安定感。フィジカルとメンタルのコンディションが一定しているタイプでなければ演技にばらつきがでるので採点を粉飾しても失敗ばかりされていては、点が伸びず、不正行為もやりがいがないというものです。

こう条件を挙げていって面白いのが、某韓国選手はあまり当てはまっていないということ。
ジャンプではフリップにエラーエッジを持っていますし、体力と筋力、柔軟性に難があります(ステップ、スパイラル、スピンなどが苦手なのはこのため)。
逆にロシェットはかなりの部分で上記の条件にあてはまっています(ジャンプのエッジも正確)。
体が堅いのと、筋肉が重いせいか演技後半に動きが落ちてくるくらいですかね、弱点は。
たぶん、他選手より明らかに劣る部分が多く、それを埋めるための粉飾が激しすぎるので、ロシェットより某韓国選手のイカサマが目立つんだと思います。メダルの色とかじゃなくて。

という条件を頭に入れて、私が仮想不正工作の対象に選んだ選手は昨季のヨーロッパ女王、ラウラ・レピスト(フィンランド)。
これといった弱点がなく、ロシェットに似た感じの選手ではありますが、ロシェットに比べ体力があり、体の動きにも切れがありますし、柔軟性ももう少し上です。そして、姿勢がいいので技の見栄えもよく、スピンも得意で、ジャンプも3+3が跳べます。ロシェット同様、動きを美しく見せる能力にも長けていますしね(マイムも上手)。
ロシェットに比べてやや落ちるのはジャンプの成功率でしょうけど、そこは我慢しましょう。

もし、彼女を不正な人間たちが担ぎ上げたら誰も勝てない無敵の選手と化し、アスリート的な能力も、演技者としての能力も十分ですから、世間からも「コンプリートスケーター」などと賞賛され、絶対女王として君臨したことでしょう。
レピストに上手いこと不正加増点をつけられたら、私だって騙されてしまうかもしれません。
でも、彼女は小国フィンランドの選手ですから、それをやってくれる人間は(幸運なことに)いないでしょう。
仮に、今年がトリノ五輪の年で、彼女がイタリア人ならば鉄板で金メダルを獲得していたと思います。

ちなみに今五輪のレピストに私が分析したロシェットの不正加点をプラスすると、総得点207.24(187.97+19.27)ですので浅田さん(205.05)を僅差で上回り、金メダルを獲得することができました(某韓国選手とロシェットを除外して)。
たぶん、私はそれを見て「これはおかしい」と、これまでと同じようにレピストの採点を分析したことでしょう。
しかし、レピストの演技にはロシェットよりも、もちろん某韓国選手よりも、ずっとマイナス要素が少ないですから、たいして不可解さを暴けない可能性があります。
たぶん、「負け惜しみをいうな」っていわれたでしょうね。

※この記事にも相方から、「レピストには弱点があるよ。フリップ跳べないし、ルッツもまだまだ」と、チェックが入りました。
確かにその通りで、レピストはジュニア時代からフリップとルッツが跳べず、シニアになってルッツに挑戦するようになりましたが、昨季まではエッジが気になるのか、(たぶん)1本もクリーンに決められていませんでした。
今季はシーズン直前のジャパンオープンで綺麗に跳んでいたので、私は3ルッツは完成したと思い込んでいましたが(このときはGOE1.00)、他の試合ではどうやらうまくいっていなかったみたいです。オリンピックでもルッツのGOEは-評価ですし、フリップはまだ跳べませんし(おそらく跳ぶ気もないかも)、”コンプリートスケーター”はちょっと難しいですね。
私の偏愛ということでご容赦ください。
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