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東京15区補選、江東区のひとたちが羨ましい

国会議員の補欠選挙は当該選挙区だけの話題で終わることが多く、その争いや結果に全国的な注目が集まることは稀ですが、この2024年4月16日に公示される衆院東京15区補選は、各党の思惑が入り乱れる混沌とした状況となっていて、ネットやメディアでも関心が恐ろしいほど高まっています。
この補選は自民党の柿沢未途元議員が江東区長選挙における買収事件で辞職したために行われることになっただけではなく、その後に自民党のパーティー券キックバック問題が持ち上がったため、自民党に強烈な逆風が吹いているなか、どこの党がその批判票を集めるかで今後の政界の流れを左右しかねないような雰囲気になっています。
立憲民主や維新といった既存野党が受け皿になるのか、それともまったく新しい政党が芽吹きのチャンスとするのか…、非常に興味深い展開です。

またこの補選が注目を集めていたもうひとつの要素、それは小池百合子東京都知事の鞍替でした。
自民党の足元がおぼつかなくなっているのを察した小池知事が”初の女性総理”の密約のもと、自民党と組んで出馬をするのではないかという憶測です。
東京で圧倒的人気を誇る小池知事に与党自民党が支援に回れば鬼に金棒・虎に翼ですから、小池知事が決断すれば勝利は確定的ともいわれていましたし、幾人かの専門家は出馬の可能性をことさらに主張していました。
しかし、小池知事は立ち上がりませんでした。

その理由は様々考えられますけど、キーワードは”アラビア語”だったのでしょう。
保守党から立候補を予定のイスラム思想研究者の飯山陽さんが”アラビア語対決”と要望していたことに加え、9日に『文春オンライン』が小池知事の学歴詐称、つまりカイロ大学を卒業していないのではないかという疑惑を、小池知事の最側近だった小島敏郎氏の手記とした発表したのです。
小島氏は環境省を退官してからは東京都や愛知県の顧問、そして都民ファーストの会の幹部を務めた大物ですから、それが顔出し名前出しで告発したインパクトは相当なものありました。

小池知事は12日の定例会見で「卒業はカイロ大学が認めているものだ」といって反論していましたが、これは2020年6月に駐日エジプト大使館がフェイスブック上に「カイロ大学が小池氏の卒業を証明する旨の声明文」を掲載したことを意味しています。
ただ、今回の小島氏の告発はその駐日エジプト大使館の声明文が出された過程における小池知事の政治工作を匂わせているわけですから、小池知事の反論はほとんど意味がありません。
卒業証明にしても”カイロ大学からではなく駐日エジプト大使館から”というのはかなり不自然です。
ちなみに、小池知事は過去に自身の卒業証書を公表したことがあるものの、ロゴやスタンプやアラビア語の文章に偽造疑惑が指摘されていたため、現在はそれを証拠として使わなくなりました。
小池知事がエジプト側に声明文を依頼したのはその卒業証書に自信がなかったからかもしれません。

そもそもアラビア語は習得がかなり難しい言語といわれていて、日本育ちの小池知事が19歳でカイロ大学に入学し、それを4年で卒業、しかも主席卒業するのは現実的ではないため、多くのひとがそれを疑っているわけです。
私は疑いを晴らすなら、証明書などではなく、小池知事が流暢なアラビア語を披露したり、学生時代の論文の内容を語ったりすることが一番のような気がしますけどね…。

さて、こうして疑惑が疑惑のまま残ったことで小池知事はレイムダックと化したといっていいでしょう。
71歳という年齢や最近の体調不良のせいか独特の妖力みたいなものは失われたようにも見えますし、7月の都知事選への出馬も
不透明になってきました。
いまのところ検察が公職選挙法違反(学歴詐称)で動く可能性は低そうですが、世論が沸騰すればどうなるかわからないので、小池知事もひっそりと政界から去るかもしれません。
もし学歴詐称が本当ならば、これまで積み上げてきたキャスターや政治家としての華々しい人生がすべて嘘だということになってしまいますしね。

そしてそんな小池知事の代役(?)としてファーストの会から15区の補選に立候補予定なのがタレントの乙武洋匡氏です。
ファーストの会は小池知事が特別顧問を務める地域政党・都民ファーストの会から国政を目指して派生した政治団体です。
4月8日に行われた乙武氏の出馬会見は、小池知事の顔写真のポスターを背景に本当に派手なものでした。
それに加え、自民党と公明党、それに国民民主も相乗りするという情報も流れていたため、マスコミの扱いも”大本命”という形でした。
ただ、その会見で乙武氏はきりっとした表情で「無所属で出馬します!」と大見得を切ったものですから、多くの都民・国民はずっこけたのではないでしょうか。
誰がどう見たってファーストの会からの出馬ですし、そこの副代表に就任したという発表もあったのですから、わけがわかりません。
政党色は出したくないけど支援は受けたいというのであれば、それはあまりにも身勝手というものです。

それに天罰が下ったわけではないでしょうけど、翌9日に小島氏の告発があって小池知事が疑惑で雁字搦めとなり、さらには創価学会婦人部が乙武氏の過去の五股不倫(本人曰く時期はかぶっていないので五股ではない)を問題視しているという報道、それに自民党内でも推薦するかどうかで揉めていて結局12日に見送りを決定。
大本命だったはずの乙武氏ですがあっという間に梯子を外されてしまいました。

これで東京15区の補選はさらに混沌としてきたわけですが、小池劇場にならなかったことで有権者が冷静に各候補者の声を聴けるようになったことは選挙としては正しい状況です。
お金の力による大規模な選挙戦や人気投票ではなくなるはずです。
そうして主張や人柄を見て決めるというのであれば、青色のひとたちに勝ち目が出てきました。
東京15区、江東区の方たちには、日本を豊かに強くしてくれるのはどの候補者なのか、よくよく見定めて欲しいものです。
そうすれば江東区から日本の政治を変えることができます。

将来、子や孫に自慢ができる選挙がすぐそこまで来ているのです。
長野県に住む私は、はっきりいってかなり羨ましいです。
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