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サッカーU23アジア最終予選、パリ五輪の先にマコトがある!

日本男子サッカーと五輪といえば、1968年のメキシコ大会で銅メダルを獲得するという快挙を成し遂げたものの、それが隆盛に繋がるわけでもなく、その後はアジア予選敗退を繰り返し、次に本選出場を果たしたのが1996年のアトランタ大会なのですから、その間、日本のサッカー関係者はなにをやっていたのか驚き呆れるばかりです。
しかし、93年にJリーグが発足すると、96年から2021年の東京五輪までのすべての大会に日本男子は出場を果たし、2度のベスト4、1度のベスト8と結果を残してきたのですから、その成長には驚嘆させれます。
いまでは五輪の男子サッカーは”出て当然”という日本での一般認識になっているだけではなく、今年2024年のパリ五輪を目指す大岩ジャパンも”メダル獲得”が期待されています。

そしてこの4月16日からいよいよ最終予選たる〈AFC U23アジアカップ2024カタール大会〉が開幕。
まずは16ヶ国が4グループに分かれて戦い、グループ2位までが決勝トーナメントに進出、そこで3位位内に入れば五輪出場が確定し、4位の国はアフリカ4位とのプレイオフに回るというレギュレーションです。
日本は組み分けでポット1に入った通り、実力的には五輪出場は十分に狙える位置にいますが、主力の何人かが所属する海外クラブから貸し出しを拒否されたため、その実力は確実に目減りしていて、それは大きな不安材料といえるでしょう。
A代表のアジアカップがそうだったように、なにか歯車が狂えばベスト8止まりもあるというのがアジアでの戦いです。
”4位以内がマスト”という条件をクリアするためにも、まずはグループステージを首位で通過すべきですし、そうなるとGS初戦の中国戦は本当に大切な試合になります。

ちなみに中国はポット4ですから、普通にやれば日本が勝利するはずですが、日本は戦力ダウンしていますし、初戦の緊張感、それに中国が奇襲めいた戦法をしかけてくる可能性を考えれば、簡単な試合になるはずがありません。
とにかく先制点を早いうちに獲って、流れをがっちり掴むことが肝要です。
そんな緊張感で私は試合をテレビで観ていたのですが、始まってみると明らかに日本の方が優れていて、サイドから何度かいい攻撃を仕掛けて行くと、7分に山田楓喜からの鮮やかなクロスを松木玖生がきっちり決めて日本先制。
この段階で私は日本の一方的勝利を確信しました。私でなくても多くのみなさんが同じように思ったことでしょう。
GS 首位通過には得失点差も大事になるので大量得点に期待!

などと興奮していたのも束の間、前半15分の日本のCK、DFの西尾隆矢が上がってきて競り合うも日本はゴールならず、プレイが止まったところで、西尾が相手10番を肘打ち。
ちょっかいをかけてきた相手を振り払うような形でしたけど、肘が相手の首に入り、相手がもんどりうって倒れたため、VARチェックにが入ります。
私も「レッドまではいかないだろうけどイエローはありそう」などと思っていたら、主審の提示は真っ赤なカード。
日本は残りの75分を10人で戦うことになってしまいました。

それにしても、レッドの判定は厳しいとはいえ、はっきりいってこの大一番では絶対にやってはいけない行為でした。
この試合でチームメイトを疲弊させるだけではなく、西尾は3試合の出場停止が予想されますから、その間の過密日程でのターンオーバーでも役に立ちませんし、さらには最も大事な準々決勝の出場もできないというのは最悪といってもいい状況です。
西尾には猛省の上、準決勝以降で死に物狂いで奮闘することでチームとファン・サポーターの信頼を取り戻して欲しいものです。
若者には過ちを犯してもそれを取り返すチャンスがあるのです。

そうして楽勝ムードから一転して窮地に陥ったU23日本代表ですが、キャプテン・藤田譲瑠チマを中心にさして慌てることなく、プレイを続行します。
むろんピンチはありました。それもけっこうな数。
しかしそこに立ちふさがったのはGK小久保玲央ブライアン。
長い手を使った巧みなセービング、クレバーなポジション取りは、さすが若くしてポルトガルの強豪ベンフィカに所属しているだけのことはあります。後半立ち上がりの1対1を止めた場面なんて、小久保のスキンヘッドが神々しくすらありました。
私はテレビを前に拝みっぱなしでした。
小久保は今後、ビルドアップやフィードのレベルが上がってくればA代表の正GKもあるとかと思います。

そんな小久保の活躍もあって、後半は日本の4-4-1のブロックが安定し始め、序盤の中国の圧力を凌いだあとは、なんとなく守り切れそうな雰囲気になってきました。
J1所属の選手が多いせいか、みな本当に落ち着いていましたし、大人でした。子供は西尾だけだったようです。
なかでも特に藤田譲瑠チマがよかった。
技術があって、視野が広くて、クレバーで、試合の流れが読めて、まさにチームの大黒柱でした。
表情が常にしれっとしているのも、味方には頼もしく、相手には不気味でしょうね。

そうして後半途中から中国が心身ともにスタミナ切れを起こすと、日本には再三カウンターのチャンスがあったものの、途中交代の選手の出来が悪く、決め切れなかったのは少々残念でした。
その後半のなかで、カンターのなかでの無駄走りも含め、松木玖生が最後までエネルギー全開で走っていたのが印象的です。
彼もまた攻守に置いてこのチームの大黒柱ですよね。

西尾がピッチを去った前半17分から本当に長い長い試合でしたし、アディショナルタイムの6分もじれったいほど遅々として進みませんでしたけど、ようやくゲームセットの笛。
日本は1-0の勝利で最低目標はクリアしました。
得失点のことを考えると不満ですが、残り2試合勝てばいいいだけです。
この厳しい試合で勝負強さを強制的に学ばされた日本の若者たちならやってのけられます。

今年の五輪はパリ大会ですから、出場すれば欧州各クラブのスカウトの目にも止まりやすいでしょうし、欧州を目指している選手たちも、欧州でやっていてさらのステップアップしたい選手たちも、自分の未来と日本サッカーのために必ずやパリへの切符を掴んでくれることでしょう。
この試合でも全員からいい意味でのエゴを感じました。
大岩ジャパンは戦う集団になっています。

17日に今季限りでの引退を発表した長谷部誠のような素晴らしいサッカー人生を築くためにも、頑張れ!U23日本代表!
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