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渡邊雄太はもっと評価されるべき

この2023-24シーズンの渡邊雄太は所属するサンズでなかなか出場機会に恵まれないなか、2月にトレードで古巣のグリズリーズに復帰すると、13日のペリカンズ戦で25分の出場時間を与えられ、そこで11得点・2リバウンド・1アシスト・2スティールを記録し、「自分でもやれたかなというのがあった。バスケができるのが楽しい、次の試合も頑張るぞと高揚した」という手応えを得ていたものの、次の試合前の5分前にコーチから呼び出され「この試合は出番ないよ」と伝えられると、大いに動揺し、ホテルに帰ったあとでひとり泣きじゃくったそうです。
そのことがメンタルに深い傷となった渡邊は「練習はできてもコートに出ると力が入らない謎の症状が出た」との理由で3月3日からは全試合を欠場し、そのままシーズンを終えることとなったというのですから残酷すぎます。
NBAという最高の舞台に賭ける渡邊の強い思い、それとは裏腹の周囲からの不当なまでの評価の低さ、そのミスマッチがどれだけ彼に絶望を与えたのか、凡夫の我々には想像もつきません。

そうしてNBAでの終わりを悟った29歳の渡邊雄太はこの4月20日のインスタライブと21日の帰国しての記者会見で、「小さい頃に夢見たNBA選手になれた。20代はどんな苦労をしてもアメリカでやり続けるつもりだった。最高で楽しい6年間だったことは間違いない」と納得した表情で語り、来季からは日本のBリーグでプレイしたい旨を公言しました。
すでに水面下では争奪戦が繰り広げられているといわれていますが、おそらくは資金力と人気のある強豪チームが獲得することでしょう。
ですから我が町の信州ブレイブウォリアーズに入団してくれることはまったく期待していません。
姨捨名月イエローのユニフォームに袖を通してくれることがあったら驚天動地です。

それにしてもNBAの6年間で213試合(平均出場時間13.3分)に出場し、1試合平均4.2得点、2.3リバウンドというのは確固たる足跡といっていいでしょう。
これを見て大したことないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はNBAの平均選手寿命は約4.5年なので、渡邊はそれを優に上回っているんです。
日本人初のNBA選手である田伏勇太の出場が1年11試合だということを考えれば、2人目のNBA選手である渡邊がどれだけ日本人選手の可能性を広げたか知れませんし、世界基準で見ても渡邊は立派にNBA生活を完遂したのです。

そもそもバスケットボールはこの地球上で4.5億人がプレイしているとされ、バレーボールと並んで世界一の競技人口を誇っていることを忘れてはなりません。
しかも国際バスケット連盟に所属している国は213に上り、この地球上に空白地帯は皆無であり、バスケは世界のどこでも親しまれているワールドワイドな人気スポーツなのです。
もちろんプロリーグも多くの国に存在します。
ただ、同じくワールドクラスの人気スポーツであるサッカーと違い、バスケのプロリーグは頂点であるNBA(北アメリカ)の市場規模が
突き抜けていて、世界中のすべての優れた選手はそこに憧れ、集う形となっています。

そしてそんなNBAの30チームには約450人しか所属できないんです。
世界の3億人くらいの男子選手が夢見ながらもたった450人ですぜ。
そこに所属するだけでもとんでもないのに、平均在籍年数以上の結果の残すというのは、本当に凄いことなのです。
ましてや渡邊はバスケ後進地域のアジア出身で、コミュニケーションや戦術理解に必要な英語が母国語でないというハンデを背負いながらの6年間なのです。
日本の高校を卒業後にアメリカの大学入学準備校を経てジョージ・ワシントン大学へ進学して活躍、それからNBAサマーリーグでも結果を残してツーウェイ契約、そこから評価を積み重ねていってついには正式契約を勝ち取ったという彼の成り上がりはそれだけでも極上のエンターテイメントです。

そんな渡邊雄太が来季はBリーグでプレイしてくれるというのですから私もいまから楽しみでなりません。
間違いなく敵としてやってくるでしょうけど、ホワイトリングでお待ちしています。
お手柔らかに!
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