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中国の反日暴動への対応

今日はまず最初にお詫びと訂正をさせていただきます。昨日の記事に重大なミスがありました。
昨日、私は〈頑張れ日本!全国行動委員会〉を中心とした方々が行ったものも”デモ”、中国のそれも”デモ”と書いてしまいましたけど、中国のそれはどう見てもデモではなく”暴動”でした。
それを一緒くたにしてしまったことを、凛々しく、そして粛々と日の丸を掲げていた方々へ心より謝罪したいと思います。

その中国での暴動は10月16日に続き、17日には四川省綿陽において2~3万人という規模で発生し、日本料理店や日系の家電店が投石被害にあい、日本車(持ち主の国籍は不明)が破壊されるという暴挙が公然と行われました。
そして18日午後には湖北省武漢市で千人規模の人々が「中国の国旗を振りながら市内を行進、日本製品のボイコットを叫んだり、国歌を歌ったりした」(共同通信)そうです。これだけだとデモの範疇のようですけど、警官隊と衝突という情報もあるみたいなのでいまの段階ではなんともいえません。

こういった一連の中国での暴動に関して、18日午前に行われた参院決算委員会で菅直人首相は「中国側に遺憾の意を伝えるとともに、邦人及び日系企業の安全確保を強く要請している」と述べていましたけど、それはいったい”いつ”のことなのでしょうか?

新聞やTVの報道を見ると、17日の綿陽での暴動では中国の警察はそれを止めようともせず、黙認状態だったようです。
菅首相が16日にその遺憾の意とやらを中国側に伝えていたのだとするならば、それをないがしろにされてしまっているわけですから、強く抗議しなければいけませんし、もし、伝えていたのが17日だとするならば、菅首相は17日に中国にいた日本人の生命や財産をないがしろにしたということになりますから、国民は菅首相へ断固として抗議しなければなりません。

というより普通なら、16日の段階で首相の意を受けた北京の日本大使が中国側と直談判するべき状況のはずですし、もっといえば外相が中国に飛んだって不思議じゃありません。

…と、なんか前もこういうことありましたよね。
気になって調べてみると、そうです、2005年4月にも中国で大きな反日暴動がありました。
当時の小泉純一郎首相による靖国参拝や日本の歴史教科書の内容に難癖をつけた暴徒が、事実や歴史や他国の文化を精査する冷静さを欠いたまま、四川省成都(イトーヨーカ堂はこのときも店舗が破壊されています、不憫)や北京(日本大使館、大使公邸への投石)、上海(日本総領事館に様々なものが投げ込まれ、日本料理店10店舗以上破壊)で暴動を起こしたのです(※香港だけはデモ)。
小泉政権ではすぐさま町村信孝外相を訪中させ、中国政府に謝罪と賠償を求めるも、中国側は拒否し、遺憾の意を表すにとどめました。
ただ、中国政府も具体的な対応を行い、無届デモ全面禁止を通達したことによって、暴動は沈静化。

ここまで見ると、小泉政権が素早く、毅然とした行動をとったように映るんですけど。その後、なぜか日本政府から東シナ海海底ガス田における中国に対する譲歩案が発表され、ジャカルタで開かれたアジア・アフリカ首脳会議では小泉首相が過去の日本の侵略や植民地支配についての謝罪スピーチを行うという事態へ。

これって暴動を沈静化させる見返りだったんじゃ…。

民衆に好き勝手に暴れさせて、それを収めるかわりに日本から譲歩や謝罪を引き出すっていう中国のやり口はヤクザそのものですけど、それに簡単に応じた(ように見える)小泉政権も情けないことこの上ありません。

しかし、あの小泉さんでもこの体たらくなんですから、いまの菅内閣で前原外相が中国へ飛んでいったら、どんな取引をしてしまうかわかったものじゃありませんよね…。

まあ、菅内閣ではこれといった行動を取りそうもありませんし、我々日本国民は、中国の若者が薄笑いを浮かべながら暴徒化する見苦しい様をTVで観ながら、中国との距離感をじっくり考えるべきですね。
民主党との距離感も一緒に。
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