ハリル監督への愚痴とエール

昨日のイラク戦の痛恨のドローのせいで、私などは今日1日中イライラしっぱなしだったのですが、こういうときはどうしたって”誰か”に当たりたくなるものです。
そして、サッカーの場合、この”誰か”が”監督”になるのは古今東西の常識といっていいでしょう。
というわけで、今回はハリルホジッチ監督への愚痴を書き連ねようと思いますが、私はまだ基本的にはハリル監督を信頼しています。それだけは最初にいっておきますね。

昨日の試合はイラクが政情不安のため、ホームで開催できず、イラン・テヘランが中立地として選ばれたわけですが、試合の開始が6月13午後4時55分(現地)ということで、スタジアムの気温は37度を超え、まさに灼熱地獄での戦いでした。
そんななか、両チームとも暑さで疲弊し、足をつり、筋肉を傷める選手が続出し、ピッチコンディションも劣悪だったために、井手口陽介が後半17分に競り合いのなかで足を滑らせ、後頭部を強打して交代せざるを得なかったのは日本にとってのまず最初の不運でした。
そして、暑さのなかで判断力が衰えていたのか、後半27分にCB吉田麻也とGK川島永嗣の意思疎通の不備からもったいない失点で1-1になってしまったのが2つめの不運。
32分に酒井宏樹が膝を痛めてプレイできなくなったのも、ハリル監督にとっては誤算だったことでしょう。

しかし、イラクと日本の実力差を考えれば、不運や想定外があったとしても、勝ち切ることは可能なはずですし、そうでなければならない試合でした。
そんななかで私が最も疑問を感じているのはスタメンの攻撃布陣です。
この日は4-2-3-1で、大迫勇也を1トップにし、攻撃的MFは左に久保裕也・トップ下に原口元気・右に本田圭佑が陣取ったわけですが、代表で久保の左は初めてですし、原口のトップ下もそう数は多くありません。
例えばメンバーは同じでも、左に原口・トップ下に本田・右に久保ならば、それぞれが代表での経験と実績があるポジションになるわけです。
ハリル監督がなぜこちらにしなかったのか私にはその理由がまったくわかりません。なぜぶっつけ本番で新布陣を試さなければならなかったのでしょうか?
香川真司の負傷離脱というのが理由なのかもしれませんが、その香川が怪我をした7日のシリアとの調整試合では4-3-3の布陣で臨み、ある程度機能していたのですから、イラク戦でもそれをチョイスしてもよかったはずです。

しかもイラク戦のトップ下・原口は攻撃の詰めの部分で精度が低く、決定機を作ることができませんでした。
ハリル監督は「元気は疲労困憊だった」(試合後)といって、後半25分に原口を下げていましたけど(倉田秋を投入)、ピッチを下がるときの原口はさして疲弊している様子はありませんでしたし、試合後の「(終盤の互いにへばった)ああいう時間帯こそ、自分みたいな選手が…」というコメントを残していることからも、まだまだ余力があったことがうかがえます。
ようするにハリル監督はこの日の原口の出来に満足がいかなかったのでしょう。
原口はドイツでもリーグ戦の終盤はプレイの質が落ち、出場時間が減っていましたけど、その状態から復調しなかったということなのだと思います。
しかし、上下動のスタミナと根性のある選手なので、サイドで使っていればそれ相応にチームに貢献できたはずです。
それがハリル監督の選択ミスだったと私はいいたい。

これで交代カードを1枚浪費したのは本当にもったいなかった。
3枚のうちアクシデントで2枚を使わざると得なかったとはいえ、残りの1枚は監督の判断で自由に使えたんです。
そしてその1枚があれば、日本は同点に追いつかれた後の残り15分に攻撃のギアを上げることが出来たのではないでしょうか。
その判断ミスが悔しくて悔しくて仕方ありません。

これでグループBは、日本が勝ち点17で首位(得失点+9)、サウジアラビアが16で2位(得失点+7)、オーストラリアが同じく16で3位(得失点+6)。
残り2節を残し、日本はプレイオフに進出できる3位以上が確定したわけですが、W杯出場が確定する2位以内に自力で入るためには8月31日の対オーストラリア(ホーム)か、9月5日の対サウジアラビア(アウェイ)のどちらかに”勝利”しなければならなくなりました。
オージーとサウジの残り試合の対戦国を見れば日本は”引き分け・引き分け”では3位に転落してしまうことでしょう。
久々に胃の痛い最終予選になってきました。

最終節のサウジ戦は、気候も笛も何が起きるかわからない魔境なので、日本としてはホームのオージー戦で決めたいのはいうまでもありません。
そこでは”縦に速いサッカー”だとか”ポゼッション”だとかいう戦術論はどうでもいいんです。
「勝つために最も有効な戦い方はこれだ!」とピッチに立つ11人が気持ちを同じくして、あとは火の玉となって戦うのみです。
ハリル監督はとにかく落ち着いて、選手を信じて、どっしり構えていてください。
選手たちがやりやすいように導くのもまた監督の仕事です。

Vahid Halilhodzicの”Vahid”は”唯一”という意味らしいですけど、独りよがりにならないように。
あなたも我々も日本のサッカーファミリーの一員なのです!
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悔しい引き分け、泣くな吉田麻也

本当に悔しい。
気温37度のテヘランで、前半の8分に先制点を奪い、そこからは上手く体力を温存しながらバランスを取り、イラクに攻めの形を作らせなかった日本。
そうして前半を1-0で折り返し、後半も自分たちでゲームをコントロールしているなかで、後半17分に井手口陽介が荒れたピッチに足を滑らせ後頭部を強打したの交代。
これで少し嫌な雰囲気になったものの、吉田麻也と昌子源のCBコンビの安定したプレイでイラクに主導権を渡さず、ハリル監督は25分に原口→倉田秋という攻めの交代。
ところがその2分後、イラクの10番が強引に中央突破してきたのを日本守備陣が体を張って守り、事なきを得たかと思われたそのとき、ルーズボールを吉田とGK川島永嗣がお見合いする格好になった隙を突かれ、まさかの失点。

疲れが出る時間帯で、吉田はクリアするよりも川島に任せてマイボールにした方がいいという判断をしたのでしょうけど、その判断がほんの少しだけ甘かった。
簡単にクリアしていればなんでもないプレイでした。
私も観ていて泣きそうになりましたけど、吉田本人も自分を殴りつけたいくらいだったことでしょう。
この試合も含め、ここ最近は本当に頼りがいのある存在になっていた吉田に、こんなハードラックが待っているとは…。

その後の試合は日本もイラクも熱さで足をつる選手が続出し、まさに死闘。
それでも日本は前半から抑え気味だったおかげで、イラクよりも体力が残っていて、30分過ぎからは完全に日本のペース。
ただ、前線の久保裕也・大迫勇也・本田圭佑の3選手も、疲労からプレイ精度が落ち、決定機を作るに至りません。
32分に足を痛めた酒井宏樹→酒井高徳に代ったように、戦術的なカードが切れなかったこともその原因でしょう。
チーム全体としても運がなかったですね(調整試合のシリア戦で香川が真司が肩を痛めて離脱したことも含めて)。

日本は死力を振り絞って攻めたものの、試合は結局1-1の引き分け。
暑さと劣悪なピッチこそが敵でしたね。
日本はゲームをコントロールし、イラクにチャンスらしいチャンスも与えなかったものの、一瞬の隙で勝ち点3を逃す結果となってしまいました。
そして、それにちょっとびびりすぎて、体力配分が気になって、2点目を奪いにゆけなかったのも残念でした。

しかし、この引き分けで総勝ち点を17に伸ばした日本は、次の8月31日のオーストラリア戦に勝てばロシアW杯出場が決まるという状況になりました。
試合はホーム・埼玉スタジアムで行われるので、そこで勝って日本全体で喜ぼうではありませんか。

試合後のインタビューに泣きそうな顔で応じていた吉田麻也。
私は彼を責めません。
きっと8月の試合でやってくれるはずです。
この試合はドラマの布石です。
なんといっても吉田麻也はアジア最高のディフェンダーであり、日本の誇りなのですからね!
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2017アジアカップ・シリア戦 ホームで声援を送る幸せ

今日6月7日のキリンカップ・シリア戦は、公式戦前のテストマッチとは思えぬ締まりのあるゲームでした。
えぐい当たりはさすがに見られませんでしたけど、互いにフィジカルコンディションが整い、戦術を徹底させ、モチベーションも高く、本番さながらといってよかったでしょう(ラマダン期間で終盤のシリアはさすがに足が止まりました)。
ただ、試合の方はというと、前半からホームの日本がペースを握っていたものの、決めきれず、後半立ち上がりの集中力のない時間帯に簡単にやられてシリアが先制。その10分後に長友のクロスを今野が押し込んで同点に追いついたものの、勝ち越し点が奪えなかっただけに、消化不良といっていい内容でした。
メディアも「次のイラク戦に課題が残った」という論調が多いようです。
(怪我明けの今野泰幸の復調と、久々代表復帰の乾貴士の個の力が、このゲームの収穫でした。)

現在グループB首位の日本は13日のアウェイ・イラク戦に勝てばW杯出場がぐっと近づきますが、負けてしまえば8月・9月の上位との2連戦はサバイバルゲームとなってしまいます。
そういう大事なイラク戦の前だったこともあって、メディアは勝利を望んでいたのでしょう。
しかし、よくあるキリンカップのように噛ませ犬と戦って快勝したって何の役にもたちません。
その意味で、シリアはいま考えられるなかで最もいい対戦相手だったと思います。
”仮想イラク”としても最適でした。
この試合を組んだサッカー協会は評価されるべきです。

そのシリアがいい状態で我々と戦ってくれたのは、彼らもまた最終予選を戦っているからです。
シリアは現在グループAで4位ながらプレイオフに進出できる3位の可能性を残しているチームです。
内戦に苦しむ国民に明るい話題を届けるためにも、彼らは我々以上に必死かもしれません。
しかし、その内戦のせいで、選手のほとんどは外国のクラブに所属し、代表チームの練習も隣国で行われ、本番の試合もまた第3国で開催されるというのがシリアの現実です。
代表に与えられる予算も苦しいに違いありません。

ちなみに日本代表の親善試合では、「対戦国に2~3億円のファイトマネーが支払われる」(釜本邦茂氏談)だそうなので、シリア代表にとってはかなり大きな収入だったはずです。
これもひとつの人道援助だと思います。
日本サッカー協会もそういう気持ちでシリアを招待したのでしょう。
こういう部分でもアジアナンバー1でありたいですよね。

そして次は大事なイラク戦。
ここでは強さもアジアナンバー1であることを見せて欲しい!
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いまこそ新たな大陸連盟を

今年2017年1月に、2026年W杯の出場枠を32→48に増やすと発表した国際サッカー連盟(FIFA)ですが、5月には各大陸ごとに与えられる枠が決まり、我々日本が属するアジアサッカー連盟(AFC)は4.5→8という大幅な増加となりました。
いまですら予選では大した苦労をしていないのですから、もうドーハやジョホールバルのような手に汗握る状況は2度とやってこないかもしれません。
本大会出場が容易になるのは悪いことではないかもしれませんが、ちょっと寂しい気もします。

それにしてもアジア連盟の”8”というのは本当に多いですし、この数字はアジア連盟内に燻り続ける”分割案”に火を点ける可能性もあると思います。
現在、FIFAは連盟を6つの大陸に分けていますけど、AFCが所管する地域の広さは他の追随を許しません。
何しろアジア一帯と中東という大地域に、オーストラリアまで加わっているんですからね。
W杯予選やアジアチャンピオンズリーグ(ACL)での移動距離・移動時間は常々問題になっています。
ですからAFCの内部委員会でも以前から分割案が話し合われていて、主な案はアジアと中東を分けることです。
2026年から枠が8になれば、4と4でいいバランスですよね。

私も分割案には大賛成です。
アジアと中東が一緒のくくりになっていること自体がサッカーを牛耳る欧州の無知と偏見です。
アメリカ大陸を北と南に分けている方がずっとおかしいでしょうに。
ただ、この分割案、私が望むのはアジアと中東という2分割ではありません。
私が提案したいのは、AFC(8枠)にオセアニア連盟(1枠)を加え、それを3つに分ける3分割案です。
具体的な区分けでいうと、①中東②ユーラシア大陸と東部と中央③日本と東南アジアとオセアニア。
③はかなりの部分が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)と重なりますし、環太平洋連盟といってもいいかもしれません。
枠はそれぞれ”3”でいいでしょう。

この環太平洋連盟が出来れば、日本はもう中東の”笛”や暑さ、中国や韓国の暴力サッカーに付き合う必要がなくなります。
連盟のサッカーレベルだって、日本とオーストラリアはもちろん、成長著しい東南アジアが加わることで、将来性もかなり高いものがあるはずです。
それは”市場”という意味でも同じことです。TPPやそれにかわる経済協定が成立した暁には相乗効果も大きく期待できます。
サッカーの地域連盟はW杯予選だけではなくクラブも所管しますけど、環太平洋連盟ならば選手の行き来や資金調達面でもスムースに行くというわけです。
インドが②になるか③になるかでも状況は変わるでしょう。ぜひ誘いたいものです。
サッカーに政治と暴力と不正を持ち込む韓国さんは絶対にお断りです。TPP交渉にも入っていませんしね。

日本サッカー協会にはぜひこの案を検討して欲しいものです。
ちょっとした思いつきかもしれませんが、メリットだらけだと自負しています。
サッカーだけで競える公平な連盟を作りましょう!
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浦和×済州、これは乱闘ではない

サッカーでは”荒れる試合”というのがたまにはあるものですけど、ベンチの選手がピッチに走り込んできて相手選手に肘打ちを食らわせたり、試合後に複数の選手で相手を追いかけまわしたり、相手チームスタッフに蹴りを加えるなどというのは、めったにお目にかかれるものではありません。
しかも、片方は一切抵抗せず、一方的な暴力なのですから、これはもう事件といってもいいでしょう。

この暴力事件が起きたのは、昨日(2017年)5月31日、埼玉スタジアムで行われたアジアチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦、浦和レッズ×済州ユナイテッドのセカンドレグです。
ファーストレグではホームの済州が2-0で勝利していたので、浦和が勝ち上がるためには2-0以上の結果が必要となる一戦でしたけど、浦和は90分での戦いを2-0で終えると、命運を決する延長戦でも後半に3点目を入れ、埼玉スタジアムは興奮の坩堝と化したわけです。
ファーストレグを2-0で折り返し、絶対的優位にあった済州からすれば悪夢のような展開だったことでしょう。
そうして残り時間を消費するために浦和がボールをキープしていると、それにキレた済州の選手が浦和の選手に食ってかかり、ベンチから猛ダッシュでピッチに入ってきた選手が肘で阿部勇樹を殴り倒したわけです。
サッカーの試合の出来事は刑事事件にならないのが慣例ですけど、そんなことはいっていられないようなショッキングな場面でした。

当然、この選手にはレッドカードが提示され、ベンチからも出てゆくよう命じられたわけですけど、済州側の興奮はこれでは収まらず、3-0で試合が終わり、浦和の選手たちが喜びを溢れさせていると、そこに済州の選手やスタッフが因縁をつけるヤクザのように突っかかってきたばかりか、槙野智章を標的に、狂犬のように追いかけ回すのですから、これはもう異常すぎます。
命からがら逃げ延びた槙野は「殺されるかと思った」と、その恐怖を語っていましたけど、スポーツマンシップも何もあったものではありません。
今回は幸いにも大きな怪我人が出るような事態にはなりませんでしたけど、審判だけでコントロールできる状況ではなかったのですから、警備スタッフが済州側を制圧する必要があったと思います。
埼玉スタジアムに集ったサポーターたちも、せっかくの歓喜を台無しにされ、最悪の気分だったことでしょう。
こんな逆転劇はめったにあるものではありません。

このように、試合を観ていればどちらが悪いかは一目瞭然ですし、海外のメディアなども批判的な内容で試合を論評していましたけど、済州のチョ・ソンファン監督が「試合が終わろうとしていた時、浦和の選手が我々のベンチに向けてセレブレーションをした」(フットボールチャンネル)といって、蛮行の原因が浦和側にあるようなことをいっていたのには驚かされます。
映像を観る限り、浦和側が済州側を挑発するような喜び方をしているとも思えませんし、サッカーではよくある勝利の光景です。
そもそも特別なことをしていればすぐにわかるはずですしね(槙野はサポーターに向けた自分のガッツポーズが癪に触ったのではないかと語っていました)。
おそらく、キ・ソンヨンの差別パフォーマンスでも話題になった、”いついかなるときも日本が悪い”という韓国人の身勝手な論理がここでも発揮されたということでしょう。
正常に競うことが出来ない国なのです。

韓国人が悪さをしたとき、なぜか日本がその原因ということになったり、日本にも悪いところがある、といいだしたりするのは、韓国人の癖といってもいいわけですが、こんなことをまともに扱う必要はありません。
間違っている側、狂っている側に合わせるのは不毛なことです。
ところが、お優しい国・日本では、韓国に合わせたがる人間がいるんですよね。

その代表がマスコミです。
大手各紙やスポーツ新聞、テレビ各局も今回の暴力事件を”乱闘”といっているのですから、心底呆れます。
日本語の乱闘というのは、”敵対している同士が入り乱れて戦う”という意味です。
一方的に暴力を受けるのは乱闘ではありません。
日本語が苦手なひとが多いのでしょうか?
テレビでは映像を使って細かに伝えているところはないので、”乱闘”という言葉だけを聞いた日本国民は、浦和側も暴力行為を働いたと勘違いしてしまいます。
これでは”日本も悪い”という韓国側の主張の片棒を担いでいるようなものです。

浦和は試合後にアジアサッカー連盟に抗議したみたいですけど、マスコミ各社へもそうすべきでしょう。
選手やスタッフの正義と、クラブの誇りを守らなくてはなりません。
細かいことのようですけど、そういう細かな積み重ねがクラブのイメージになってしまうのです。
これは日本の国にもいえることですけどね。
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かつしき

Author:かつしき
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