ハリルホジッチへの愛着

宿敵オーストラリアを撃破して、見事にロシアW杯の切符を手にした我らが日本代表。
これで最終節のサウジアラビア戦は消化試合になったわけですが、長谷部誠や香川真司が負傷離脱したこともあり、おそらくハリルホジッチ監督は布陣や選手起用の面で新たなるチャレンジをしてくることでしょう。
そもそもハリル監督が世界にその名を轟かせたのは、14年ブラジルW杯でアルジェリアを率い、対戦相手に合せた複数の布陣とあっと驚くような選手起用で、ベスト16に進出したからです。
臨機応援こそが真骨頂なのでしょう。
サッカーに対してはかなり「頑固」と評されるハリル監督ですが、こだわるのは戦術や選手選考ではなく、”勝つ”ことなのだと思います。
そのために規律を重視し、選手を徹底的に管理したがる監督ではありますが、勝利のためには選手の意見にも耳を傾けてきました。
選手が「合宿中にリフレッシュする時間が欲しい」といえばそれを受け入れましたし、「縦に速いサッカーに偏りすぎている」という声も否定することなく、修正を加えました。
柔軟性のある頑固さを我々は芯の強さと呼びますし、それこそ真の強さなのでしょう。

そのハリル監督が就任時に第1目標に掲げていたのは「ロシアW杯出場」でした。
そこから逆算してチーム作りをしていったわけです。
そして、アギーレ前監督から急遽バトンを渡される形で、普通に就任するより半年遅いという難しい状況のなか、親善試合でも白星を重ね、2次予選も全勝で突破。
ただ、ハリル監督の求めるサッカーはカウンターとデュエル(格闘)というこれまで日本代表がやってこなかったスタイルだったので、それが思うように実現せず、内容に不満を漏らすサッカーファンやジャーナリストもいたことも確かです(私もそのひとり)。

そして、その杞憂は最終予選の最初の試合で現実のものとなります。
ホームでUAEに1-2の敗戦。
ゴールラインを超えた得点が認められないという信じられないような誤審があったとはいえ、日本のゲーム内容が良くなかったのも事実ですし、ハリル監督がサプライズ起用した大島僚太(A代表初出場)が緊張からか、たどたどしいプレイでチームの足を引っ張ったのは監督の采配ミスといっていいでしょう。
これで一気に高まったハリル監督への不信ですが、そこから折り返しまでの日本は3勝1敗1分けでグループ2位のW杯出場圏内をしっかりキープします。
しかし、試合は僅差の勝利ばかりで、「楽観はできない」というのが大多数の意見であり、ハリル監督への不信も解消されませんでした。

その流れが変わったのは、今年(2017年)に入り、3月にアウェイ・UAE戦を2-0の完勝、ホーム・タイ戦を4-0の大勝で終え、グループ首位に立ったあたりからでしょう。
ハリル監督のサッカーと代表選手たちのサッカーが融合し始め、ぎこちなさがなくなると同時に、監督の選手起用がビシバシ当たり(原口、久保、今野)、日本代表は本当にいい状態になってきました。
ようやくチームとしての一体感が出てきたということでしょう。
その状態は6月のアウェイ・イラク戦でも変わりません。
ちょっとした連携ミスで1-1のもったいない引き分けに終わりましたけど、もはやハリル監督の手腕を疑うサポーターはいなかったはずです。
私もシャッポを脱いで最敬礼です。

ところが8月31日の運命のオーストラリア戦前、日刊スポーツは「引き分けでもハリル解任」などという記事を書くんです。
この試合に引き分けでも次のサウジ戦に引き分け以上でW杯決定だというのに、なぜ解任なのか理解に苦しみます。
むしろそんなタイミングで解任したら、サウジ戦で引き分け以上の結果を出すことが難しくなるのは火を見るより明らかです。
また、それにもまして酷いのが木崎伸也氏なるサッカージャーナリストで、「W杯出場を決めて解任」などという筋の通らないことをいいはじめるのですからわけがわかりません。
古今東西そんな事例があるのでしょうか?
いうまでもなくスポーツというのは結果が一番大事です。
結果を出したひとが偉い、といい換えてもいいでしょう。
木崎氏のいっていることはその全否定ですね。

日刊スポーツも木崎氏も以前から”反ハリル”ですから、ハリル率いる日本代表がいいチームになってきてもそれを認められなかったのでしょう。
この狭量さというのは、「監督の生殺与奪は自分たちの言論にある」という妙な選民思想から来ているように思えます。
「政治家の生殺与奪は自分たちの言論にある」というマスコミの思い上がりとまったく同じといっていいでしょう。
これが日本のジャーナリズムなのです。

ハリル監督は9月1日の記者会見で、そのメディアを痛烈に批判しました。
しかし、テレビ・新聞の多くはそれを報じません。これもまた日本メディアの特徴といっていいでしょう。いわゆる報道しない自由です。
そのように自分を不当に辞めさせたい連中の前で、ハリル監督は「日本代表と日本に忠誠心と愛着がある」と明言してくれました。
胸にぐっと刺さる言葉です。
メディアの連中の口からは絶対に出てこない言葉です。
やがては代表監督を”勇退”するであろうヴァヒド・ハリルホジッチですが、出来ることなら次は日本メディアを厳しくしごいてやって欲しいくらいです。

我々サッカーファンはハリル監督の側にあります。
大きな愛着とともに。
サウジ戦も楽しみにしています!
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ロシアW杯出場決定!日本は強い!

AUSTRALIA FOREVER IN OUR SHADOW!

勝てばロシアW杯出場が決まるという今日8月31日のオーストラリア戦。
メディアでは盛んに「予選での日本はいまだオーストラリアに勝ったことがない」といって不安を煽っていましたけど、いざ試合が始まってみれば、個々の選手のレベルもチームとしての完成度も戦術も日本の方が明らかに上。
前半にはオフサイドラインを見極めた浅野が長友のクロスに左足を見事に合わせて先制!
後半には原口の粘りからボールを受けた井手口がドリブルで果敢に仕掛けてのスーパーミドル!
守備陣もオージーの持ち味であるサイド攻撃を封じて、チャンスもほとんど作らせず、無失点に抑えたのですから、完勝といっていい内容でした。
”2-0”というスコアはいまの日本とオージーの実力を反映したものです。

試合前、「オーストラリアの方が格上」だといっていたのは誰でしょう?
格上は日本の方です!
最終予選の初戦に負ければ突破の可能性はゼロ?
笑わせるな!

いまの日本代表は強いんです。
選手ひとりひとりを見てください。
プレミアリーグ、リーガエスパニョーラ、ブンデスリーグ、セリエA、リーグアンといった世界のトップリーグでスタメンを張る選手ばかりを揃えた代表チームなど、このアジアには他に存在しません。
確かにこの最終予選はかなり苦しみましたけど、それはハリルホジッチ監督のサッカーを吸収するのに時間がかかったからです。
別の見方をすれば、ハリル監督が日本サッカーを理解するのに時間がかかったといってもいいでしょう。
そのせいでギクシャクした試合が多かったわけです(アギーレ解任から時間をロスしたこともその理由)。
しかし、このオージー戦を見れば、それがついに融合を果たしたことがわかります。
無理に”縦に速いサッカー”をすることなく、相手の受け方によってときに攻撃を遅らせ、パスも長短織り交ぜながら、攻撃はサイドの仕掛けもあり、大迫のポストもあり、相手守備の裏狙いもあり、という臨機応変なもの。
守備も前線から各自が的確に連携し、奪ってから攻めへの速さ、奪われてから守りへの速さには目を見張るものがありました。
ハリル監督の相手分析と選手起用も的確でしたね。

いまの代表は何々ジャパンではなく、ただの日本代表、そして真の日本代表です。
監督の”形”にこだわらない、自分たちで考えるサッカーがそこにありました。

そして、強豪オーストラリアを”勝たなければならない状況”でちんちんにしてやったことで、本戦に向けての期待も大きく高まったといっていいでしょう。
サッカー日本代表はブラジルW杯で結果が出なかったことで国民からの信頼と愛情が薄れてしまいましたけど、今日の勝利とW杯出場の喜びは、代表への誇りを取り戻すきっかけになるはずです。

ありがとう、日本代表。
アレ、ニッポン。
次は世界にその強さを見せつけるときだ!
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ロシアW杯に向けた大一番、日本不利はまったくのデタラメ

2018ロシアW杯を目指すアジア最終予選、我ら日本のいるグループBは8節(全10節)が終わった時点で日本=勝ち点17、サウジアラビア=16、オーストラリア=16という大接戦。2チームにW杯出場権が与えられるという規定のなか、やるかやられるかの戦いといっていいでしょう。
しかも、残す日本の2試合は、オーストラリア戦(H)とサウジアラビア戦(A)なのですから、我々も久々に凄まじい緊張感を味わうことになってしまいました。
オージーとサウジの勝ち点積み上げ予想を見るに、日本がロシアに行くためには”2試合のうちどちらかに勝利”するしかないという状況だったわけです。

ところが、日本×オージーの前に行われた8月29日のUAE(H)×サウジの試合、なんとサウジが1-2で敗れるという波乱。
サウジはやらかしましたねえ。
これで日本はオージーに負けたとしても最終節のサウジ戦で”引き分け以上”ならば本戦出場が決まるという、ちょっと有利な立場になりました。ハリル監督も選手たちも気持ちがずいぶん楽になったんじゃないでしょうか。
31日のオージー戦の日本はとにかく攻撃あるのみです。
勝ち点計算でいえば引き分けにはなんの意味もありません。
とにかく相手より多く点を取って試合を終わらせるだけです。
プランが明確になったので、選手と監督はもちろん、スタジアムを埋めるサポーターも、同じベクトルで戦うことができるというわけです。

また、このサウジの結果はオージーの心理にも影響を与えるに違いありません。
オージーは最終節が最下位のタイなので勝ち点3は堅く、日本戦で引き分けて勝ち点1を奪取すればW杯をほぼ確定させることになります。
また、最悪、日本に負けたとしても、タイに勝って勝ち点19を確保するだけでもW杯出場の可能性は十分あります。
サウジが19に到達するためには日本に勝たなければなりませんが、力関係からいってそれはけっこう難しいですからね。
サウジの不覚に一番喜んでいるのはオージーでしょうねえ。

このような状況からいって、31日の日本×オージーは、引き分け狙いのオージーが極端に守備的になり、勝ちしか狙わない日本が烈火の如く攻撃的になるはずです。正反対の立場ですが、お互いの気迫がぶつかり合う凄まじい試合になることでしょう。
そこで点を決めるには相手を上回る執念が必要です。
私は個人的に岡崎慎司に期待しています。
この最終予選では控えに甘んじている岡崎ですが、その悔しさを爆発するさせるときがきたわけです。
岡ちゃん、頼んだぞ!

そして、最後になりますが、日本のメディアが「不吉なデータ」といって大々的に報じている日本×オーストラリアの”5分け2敗”という予選での対戦成績。
もちろん嘘ではありませんが、これでもって「日本不利!」というのは大きな間違いです。
まず、その2つの敗戦をよく見てみましょう。
ひとつは1970年、オージーがオセアニア連盟に所属する前にアジア連盟にいた頃に対戦して負けているわけですが、当時の日本代表の実力というのはアジアでもかなり下の方です。いまの日本代表とはまったく比較になりません。別チームといっていいでしょう(※70年予選のオージーはアジア2位の強豪。1枠しかなかったので本戦出場ならず)。
2つ目の敗戦は09年の最終予選、日本もオージーもとっくに本戦出場を決めているなかでの最終節、オージーのホームで1-2で負けてしまったわけですけど、このときの日本は主力(中村俊輔、遠藤保仁、本田圭佑、長谷部誠、中澤佑二ら)を休ませていますし、課題の1トップの人選も手探り状態。
対するオージーはホームの観客の前で奮闘。
そんな対戦が互いの力関係を計るデータになるのでしょうか?

オージーがアジア連盟に復帰して以降、ここ3大会の最終予選で、日本は幸か不幸か彼らと一緒のグループになっているわけですが、この両国はいつもグループのトップ2(出場権2枠)なので、互いに「負けなければいい」という計算が働いて、試合は予定調和の引き分けばかりです。手に汗握った試合はひとつもありません。
そして、今回が初めて、どちらかが「勝たなければならない!」という状況になったわけです。
どういう内容と結果が待っているのかはまったくの未知数です。

ですから、「日本不利」などという根拠はなにひとつとしてないんです。
メディアは不安を煽って注目を集めたいのかもしれませんが、自分たちの代表を貶めるような報道に私は我慢がなりません。
日本はもはやオージーに苦手意識などありません。
”どちら”も「勝たなければならない!」という試合でいったって、ドイツW杯のときは苦杯をなめたものの、11年アジアカップ決勝で勝利してその悔しさを晴らしたではありませんか。

明日31日の試合も、埼玉スタジアムは歴史的歓喜に包まれると私は確信しています。
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ハリル監督への愚痴とエール

昨日のイラク戦の痛恨のドローのせいで、私などは今日1日中イライラしっぱなしだったのですが、こういうときはどうしたって”誰か”に当たりたくなるものです。
そして、サッカーの場合、この”誰か”が”監督”になるのは古今東西の常識といっていいでしょう。
というわけで、今回はハリルホジッチ監督への愚痴を書き連ねようと思いますが、私はまだ基本的にはハリル監督を信頼しています。それだけは最初にいっておきますね。

昨日の試合はイラクが政情不安のため、ホームで開催できず、イラン・テヘランが中立地として選ばれたわけですが、試合の開始が6月13午後4時55分(現地)ということで、スタジアムの気温は37度を超え、まさに灼熱地獄での戦いでした。
そんななか、両チームとも暑さで疲弊し、足をつり、筋肉を傷める選手が続出し、ピッチコンディションも劣悪だったために、井手口陽介が後半17分に競り合いのなかで足を滑らせ、後頭部を強打して交代せざるを得なかったのは日本にとってのまず最初の不運でした。
そして、暑さのなかで判断力が衰えていたのか、後半27分にCB吉田麻也とGK川島永嗣の意思疎通の不備からもったいない失点で1-1になってしまったのが2つめの不運。
32分に酒井宏樹が膝を痛めてプレイできなくなったのも、ハリル監督にとっては誤算だったことでしょう。

しかし、イラクと日本の実力差を考えれば、不運や想定外があったとしても、勝ち切ることは可能なはずですし、そうでなければならない試合でした。
そんななかで私が最も疑問を感じているのはスタメンの攻撃布陣です。
この日は4-2-3-1で、大迫勇也を1トップにし、攻撃的MFは左に久保裕也・トップ下に原口元気・右に本田圭佑が陣取ったわけですが、代表で久保の左は初めてですし、原口のトップ下もそう数は多くありません。
例えばメンバーは同じでも、左に原口・トップ下に本田・右に久保ならば、それぞれが代表での経験と実績があるポジションになるわけです。
ハリル監督がなぜこちらにしなかったのか私にはその理由がまったくわかりません。なぜぶっつけ本番で新布陣を試さなければならなかったのでしょうか?
香川真司の負傷離脱というのが理由なのかもしれませんが、その香川が怪我をした7日のシリアとの調整試合では4-3-3の布陣で臨み、ある程度機能していたのですから、イラク戦でもそれをチョイスしてもよかったはずです。

しかもイラク戦のトップ下・原口は攻撃の詰めの部分で精度が低く、決定機を作ることができませんでした。
ハリル監督は「元気は疲労困憊だった」(試合後)といって、後半25分に原口を下げていましたけど(倉田秋を投入)、ピッチを下がるときの原口はさして疲弊している様子はありませんでしたし、試合後の「(終盤の互いにへばった)ああいう時間帯こそ、自分みたいな選手が…」というコメントを残していることからも、まだまだ余力があったことがうかがえます。
ようするにハリル監督はこの日の原口の出来に満足がいかなかったのでしょう。
原口はドイツでもリーグ戦の終盤はプレイの質が落ち、出場時間が減っていましたけど、その状態から復調しなかったということなのだと思います。
しかし、上下動のスタミナと根性のある選手なので、サイドで使っていればそれ相応にチームに貢献できたはずです。
それがハリル監督の選択ミスだったと私はいいたい。

これで交代カードを1枚浪費したのは本当にもったいなかった。
3枚のうちアクシデントで2枚を使わざると得なかったとはいえ、残りの1枚は監督の判断で自由に使えたんです。
そしてその1枚があれば、日本は同点に追いつかれた後の残り15分に攻撃のギアを上げることが出来たのではないでしょうか。
その判断ミスが悔しくて悔しくて仕方ありません。

これでグループBは、日本が勝ち点17で首位(得失点+9)、サウジアラビアが16で2位(得失点+7)、オーストラリアが同じく16で3位(得失点+6)。
残り2節を残し、日本はプレイオフに進出できる3位以上が確定したわけですが、W杯出場が確定する2位以内に自力で入るためには8月31日の対オーストラリア(ホーム)か、9月5日の対サウジアラビア(アウェイ)のどちらかに”勝利”しなければならなくなりました。
オージーとサウジの残り試合の対戦国を見れば日本は”引き分け・引き分け”では3位に転落してしまうことでしょう。
久々に胃の痛い最終予選になってきました。

最終節のサウジ戦は、気候も笛も何が起きるかわからない魔境なので、日本としてはホームのオージー戦で決めたいのはいうまでもありません。
そこでは”縦に速いサッカー”だとか”ポゼッション”だとかいう戦術論はどうでもいいんです。
「勝つために最も有効な戦い方はこれだ!」とピッチに立つ11人が気持ちを同じくして、あとは火の玉となって戦うのみです。
ハリル監督はとにかく落ち着いて、選手を信じて、どっしり構えていてください。
選手たちがやりやすいように導くのもまた監督の仕事です。

Vahid Halilhodzicの”Vahid”は”唯一”という意味らしいですけど、独りよがりにならないように。
あなたも我々も日本のサッカーファミリーの一員なのです!
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悔しい引き分け、泣くな吉田麻也

本当に悔しい。
気温37度のテヘランで、前半の8分に先制点を奪い、そこからは上手く体力を温存しながらバランスを取り、イラクに攻めの形を作らせなかった日本。
そうして前半を1-0で折り返し、後半も自分たちでゲームをコントロールしているなかで、後半17分に井手口陽介が荒れたピッチに足を滑らせ後頭部を強打したの交代。
これで少し嫌な雰囲気になったものの、吉田麻也と昌子源のCBコンビの安定したプレイでイラクに主導権を渡さず、ハリル監督は25分に原口→倉田秋という攻めの交代。
ところがその2分後、イラクの10番が強引に中央突破してきたのを日本守備陣が体を張って守り、事なきを得たかと思われたそのとき、ルーズボールを吉田とGK川島永嗣がお見合いする格好になった隙を突かれ、まさかの失点。

疲れが出る時間帯で、吉田はクリアするよりも川島に任せてマイボールにした方がいいという判断をしたのでしょうけど、その判断がほんの少しだけ甘かった。
簡単にクリアしていればなんでもないプレイでした。
私も観ていて泣きそうになりましたけど、吉田本人も自分を殴りつけたいくらいだったことでしょう。
この試合も含め、ここ最近は本当に頼りがいのある存在になっていた吉田に、こんなハードラックが待っているとは…。

その後の試合は日本もイラクも熱さで足をつる選手が続出し、まさに死闘。
それでも日本は前半から抑え気味だったおかげで、イラクよりも体力が残っていて、30分過ぎからは完全に日本のペース。
ただ、前線の久保裕也・大迫勇也・本田圭佑の3選手も、疲労からプレイ精度が落ち、決定機を作るに至りません。
32分に足を痛めた酒井宏樹→酒井高徳に代ったように、戦術的なカードが切れなかったこともその原因でしょう。
チーム全体としても運がなかったですね(調整試合のシリア戦で香川が真司が肩を痛めて離脱したことも含めて)。

日本は死力を振り絞って攻めたものの、試合は結局1-1の引き分け。
暑さと劣悪なピッチこそが敵でしたね。
日本はゲームをコントロールし、イラクにチャンスらしいチャンスも与えなかったものの、一瞬の隙で勝ち点3を逃す結果となってしまいました。
そして、それにちょっとびびりすぎて、体力配分が気になって、2点目を奪いにゆけなかったのも残念でした。

しかし、この引き分けで総勝ち点を17に伸ばした日本は、次の8月31日のオーストラリア戦に勝てばロシアW杯出場が決まるという状況になりました。
試合はホーム・埼玉スタジアムで行われるので、そこで勝って日本全体で喜ぼうではありませんか。

試合後のインタビューに泣きそうな顔で応じていた吉田麻也。
私は彼を責めません。
きっと8月の試合でやってくれるはずです。
この試合はドラマの布石です。
なんといっても吉田麻也はアジア最高のディフェンダーであり、日本の誇りなのですからね!
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プロフィール

かつしき

Author:かつしき
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