2018五輪6日目 なるか信州の日

1日経ったいまでも私ですら悔しさが消えないのですから、選手たち本人は心のなかで七転八倒しているに違いありません。ほんの少しの差なんです。ほんの少し歯車が違っていれば昨日は”信州の日”だったのに!

2018冬季五輪も昨日2月14日が大会6日目。
この日は午前中の男子ハーフパイプで平野歩夢くんがアメージングなパフォーマンスを見せ、金に等しいほどの銀メダルに輝き日本中を沸かせたわけですが、私の住む信州長野県では県全域が”渡部暁斗”と”小平奈緒”の2大県民スターの金メダル獲得への祈りに満ち溢れていました。
「頼んだぞ暁斗」「奈緒ちゃんガンバ」「2人とも最高の笑顔を見せてくれ」
そんな声が信州の山々に木霊して膨れ上がり、海を越えて2人のもとに飛んで行ったはずです。

そうしてまずはノルディック男子複合ノーマルヒル、前半のジャンプで好位置につけたい渡部暁斗ですが、風もいまいちでなんとも微妙な3位。後半のクロスカントリーでのタイム差はジャンプトップのフランツから遅れること28秒。そしてライバルであるフレンツェル(ソチ五輪金)は渡部から遅れること8秒。
後半の距離(10km)が始まるとジャンプ1、2位はクロスカントリーが得意ではないので、すぐに後続の3人に追いつかれ、5人のトップ集団になるも、残り9kmほどでフランツが脱落し、4人のメダル争いへ。

そこからの我々の注目は”どこで渡部が仕掛けるか”という勝負所。
スパートのスピードではフレンツェルに及ばないことはわかっているので、早めのロングスパートをかけねば”金はない”という状況だったわけです。
しかし、強敵たちはその隙を与えてはくれませんし、強風の難しいコンディションということもあって、勝負をかけられないでいると、徐々にゴールが近づいて行き、終盤にフレンツェルが猛烈なスパートをかけると他の選手は引きはがされ、渡部のみが必至に食らいつこうとするも、どんどん離されて行って、フレンツェルが雄たけびを上げながらの優勝、渡部は苦笑いの2位。
ほんと悔しかったですけど、「フレンツェルが強い!」としかいいようがありません。素晴らしい好敵手ですよ。暁斗も呆れたような表情で称えていましたね。

それにしても勝つためにはやはりジャンプでもっと差をつけておきたかったですよねえ。20秒以上あればまた違っていたと思うんです。実力的にはフレンツェルが上なのは認めざるを得ませんし、ジャンプでもっといい風が欲しかった!
(今大会は風が強くてジャンプで苦しめられた選手も多かったので、あまり贅沢をいってはいけませんが。)
しかし、まだラージヒルが残っています。
渡部暁斗も「気持ちは切れていない。もうひとついい色のメダルを獲ることに集中している」という頼もしいコメントを残していますし、大いに期待しながら応援することにしましょう!

こうして暁斗が2位に終わってしまったことで、信州人の願いはひとつ。
奈緒ちゃん、この悔しさを晴らしてくれ!
小平さんは500mが本職ですけど、今季は1000mで世界新記録を打ち立てているだけに、この日の女子1000mも本命種目です。
気になるリンクコンディションでいうと、前半グループ(全16G)で滑ったイレイン・ブスト(1500m金)が1分15秒32しか
出せなかったのでやはり低速リンク。低地で気温も高いのでやはりこうなりました。
解説のひとも優勝ラインは13秒台後半~14秒台前半のようなことをいっていました、たぶんそのくらいでしょう(世界記録は12秒09)。

…なんて思っていたら12組目のヨリン・テルモルス(オランダ)が13秒56の五輪記録で暫定トップ!
後半まったくスピードが落ちない驚異の滑りでしたけど、このタイムは凄すぎます。前までの記録は世界有数の高速リンクで行われた02年ソルトレイク五輪の13秒83だっただけにこれが大幅に更新されるとは思ってもいませんでした。
私などはテルモルスのタイムを見た後に動揺しすぎて次の13組をまったく憶えていません。
気が遠くなるのと同時に金メダルが遠のいてゆくような感覚でした…。

しかし、まだだ、まだ終わらんよ!
テルモルスが出来たんだ、今季好調の小平さんに出せないタイムではない、そして14組目に滑る”天才”髙木美帆だって!
そう髙木さんは本当に素晴らしいレースをしました。銀を獲った1500m同様にブレとミスのない滑りで、後半も乱れがなく、完璧に自分のレースを遂行したと思います。
記録は13秒98の暫定2位でしたけど、見事というより他ありません。
直前にテルモルスの好記録を見たか、見てないにしても会場が大いに沸くのを目の当たりにしても、まったく動揺していなかったのは驚嘆に値します。この選手の器は本当にデカい。
(※タイムは見ていなかったそうです。それもまた豪胆。)

そうしていよいよ運命の15組、小平奈緒の登場です。
コースはやや不利とされるアウト側ですけど(世界新はイン)、今季はアウトでも国内最高タイムを出しているのでそう気にすることもないでしょう。
また、解説者のひとは「今季は1000mで転倒がある(2回)」と心配していましたけど、それも私はプラス要素だと思っていました。
ソチ五輪後の小平さんがオランダ留学で得たものは”闘争心”に他なりません。
国内レース(距離別)で転倒したときも直前に髙木さんに自らの国内最高タイムを更新されて、それを抜きかえそうという気持ちが溢れたせいです。
ここまでの激しさは以前の小平さんにはなかったはずです。
背中を丸めたフォームで〈怒った猫〉という異名を持つ小平さんですが、彼女の本態は〈怒れる虎〉ですよ。

そうして闘志を奮い立たせるような仕草からスタート位置についた小平さんですが、やや緊張していたのか、爆発的なスタートダッシュは見られません。
ただ、コーナリングでは厳しい攻めの姿勢。
バランスを崩すような場面も見られましたが、それだけスピードに乗っている証左ですし、リスクを捻じ伏せる強い魂の滑りです。
1000mの間に小平奈緒は一瞬も怯みませんでした。
最終ラップでも小平さんのパワーはまったく落ちることなく、最終コーナーですら加速しているように見えたほどです。
あとはタイムだ、このまま栄光の金メダルに届いていてくれ!
200万人の信州人が、いや1億2700万人の日本人がそう叫んだはずです。
…その結果は、13秒82!
素晴らしいタイムながらテルモルスに及ばず暫定2位!
普通なら優勝していてもおかしくないタイムだったのに、テルモルスが速すぎる!

私も小平さんのレースが終わり、全身から力が抜けたようになりましたけど、最終16組も終わり、確定した順位は1位テルモルス、2位小平さん、3位髙木さん。
日本女子は銀銅の同時メダルという快挙を遂げたものの悔しさが残る結果となってしまいました。
それにしても、”小平さんがインレーンだったら”とか”テルモルスと同走だったら”とかどうしても考えちゃいますよね。
”ちょっとしたなにか”があれが結果も違っていたことでしょう。
しかし、それもまたレースです。勝負のあやです。
小平さん本人が「実力が足りなかった。1000に関してはまだ自分が強いと信じ切れなかった」と語っていたように、世界記録を持っているとはいえ強豪たちとの差は微妙なものだったのでしょう。

ただ、ここで注目すべきは小平さんが「1000に関しては」と前置きをしていることです。
これは500に関しては”自分が強いと信じている”ということに他なりません。
小平さんは「1000mで3位以内なら500mで金が方程式」という奈緒理論も同時に述べています。
今日行われたメダル贈呈式でも小平さんは悔しさをかみ殺したこような顔をしていましたし、私もまだおめでとうをいいません。
500mで方程式の解を楽しみに待つのみです。

跳べ、奈緒!
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2月12日、日本勢の活躍!これぞ五輪だ!

昨日2月12日に競技が終わった2018五輪・フィギュア団体の日本チームの順位は5位。
米加露の3大国の実力が抜きんでているのと、今回はイタリアが強かったので予想の範疇といっていいでしょう。
日本チームはSP上位5ヶ国だけが進出できる決勝FSに名を連ねただけで十分よくやりました。
FS全種目5位だったのはちょっと寂しかったですけど…。
しかし、今回の日本チームは五輪初出場の選手も多かったので、”場慣れ”という意味では貴重な機会でした。
特にFSを滑った坂本花織さんなどは強張った表情でリンクに現れ、冒頭の3Fがおかしな踏み切りになっていましたけど、後半立て直すことができたので個人戦では落ち着いて滑ることができるはずです。

そんな団体戦FSですが、アメリカチームの長洲未来さんが五輪女子では3人目となる3Aを成功させたのは本当にお見事でしたし、久しぶりに興奮させられました。
演技全体も競技人生を賭けるような気迫が充溢していて、”これぞ五輪”という雰囲気でしたね。
今大会は政治にまみれすぎて五輪であることを忘れそうになっていましたけど、長洲さんがそれを思い出させてくれたといっていいでしょう。本当に感謝します。
個人戦でもいい滑りでいい結果が出るといいですね!

そして昨日は夜になると原大智選手が日本の男子モーグル選手初のメダルとなる銅メダルを獲得!
原選手はW杯の表彰台に立った経験もなく、今大会の男子モーグルチームでも第四の男という評価でしたけど、それが最終滑走で完璧な試技を見せてのメダルゲットなのですから驚きました。
原選手は雪上競技とは無縁の東京出身ながら中学生からは越後湯沢に越境留学、高校からはカナダに留学という思い切った人生を送ってきた20歳の若者ですけど、その決断が五輪という夢の舞台で結果に繋がったのですから、本人もご家族も喜びがひとしおでしょうね。本当におめでとうございます!
こういうシンデレラボーイの誕生も”五輪ならでは”ですね。

そのシンデレラでいえば、8年前のバンクーバー五輪でスーパー中学生として注目を集めた髙木美帆選手はその後伸び悩み、ソチ五輪の出場を逃して灰をかむるような状況になったところから復活し、この五輪には”メダル候補”という立場で戻ってきました。
そして昨日は最も得意とする1500m。
最終組に登場した髙木さんは世界記録保持者のヘザー・ベルフスマ(アメリカ・旧姓リチャードソン)との競り合いのなか、終盤の強さでベルフスマを根負けさせると、そのままゴール!横綱相撲といっていいレースでした!
しかし、タイムの方は3組前のイレイン・ブスト(オランダ)に0.2及ばず惜しくも銀メダル。本人もレースに勝った喜びの後にタイムに負けた悔しさを滲ませていました。
それでもスピードスケート日本女子としては”初の銀”ですし、十分に誇っていい結果です。
五輪落選の挫折から這い上がってのメダルは本当に価値のあるものです。
このあとは1000mとパシュートとマススタートがありますから、ミホ旋風はまだまだ収まりませんよ!

4年前に挫折を味わったといえば、金メダル候補として臨んだソチ五輪ではまさかの4位に終わり、日本中の同情を集めた髙梨沙羅選手は、そこからW杯での勝利を重ね、女王たる自信を取り戻し、確固たる地位を築き上げました。
昨季もW杯総合優勝を果たし、この五輪には金メダル候補筆頭として帰ってくるはずでした。
ところが今季はノルウェーのマーレン・ルンビとドイツのカタリナ・アルトハウスが急激に実力を伸ばしてきたことでW杯で1勝もできず、この五輪では”銅メダル争いのひとり”という状況。
ライバル勢の調子や風の向きによっては4年前と同様に手ぶらで帰ってくることになるかも…。
そんななか始まった昨日の女子ノーマルヒル、1本目を終えた順位は1位ルンビ、2位アルトハウス、3位髙梨、4位イラシュコ、5位フォクト。
今回のジャンプ台は風が吹き荒れる酷いロケーションだったので大きな波乱があるかと思いましたけど、上位は実力者が並び、予想外だったのは9位の伊藤有希くらい(不運な追い風)。
髙梨さんとアルトハウスの差は飛距離換算で1.5mほどだったので2本目で2位も十分狙えそう。
ただイラシュコとは3.5mほどしか離れていなかっただけに風の悪戯も心配…。
そうして始まった2本目ですが、下の選手の記録が伸びず、最後から3番目に登場した髙梨さんのto beatは100m弱。
本人もそれで気持ちに余裕ができたのか(選手もto beatラインが見えます)、美しい飛翔を見せての103.5m!
暫定1位でメダル確定!やったあ!
しかも風が強くなってきたことで競技がいったん止まって、競技審判がゲートを下げる判断をしたのでアルトハウスとルンビは氷点下10度以下のジャンプ台でしばらく待たされ、パフォーマンスに影響がでるかも…。
なんて淡い期待をしましたけど、アルトハウスもルンビも強さを感じさせるジャンプで106m、110mと飛んで文句なしの銀メダルと金メダル。
日本勢との実力差はかなりのものですね…。

それでも髙梨さんは銅メダルですからよくやりました。
大きなプレッシャーのなか、しっかりメダルを獲ったのですから4年前の自分に勝ったということができるんじゃないでしょうか。
髙木さんもそうですけど、やはり五輪の悔しさは五輪でしか晴らせないと思います。
2人とも本当におめでとう!
競技の興奮とともに、”これぞ五輪”というドラマを見せてもらいました。
2人は偉大なる勝者だ!
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団体女子SP これぞ五輪の女子フィギュア

かつては世界的強豪という地位にあった日本フィギュア女子ですが、この2018五輪の個人戦では正直なところ”銅メダル争いができるかどうか”という状況。ロシアの3選手、カナダの2選手、そしてイタリアのコストナーがいるのでFS最終グループに残るのも簡単ではありません。
しかし、ロシアのメドベージェワとザギトワの金銀は固いにしても、銅メダル争いに関してはカナダ2選手は安定感がありませんし、ロシアのソツコワは経験がありませんし、ベテランのコストナーはFSのスタミナに課題があるのもまた事実。
相手の調子や大会でのジャッジ傾向によっては宮原さんや坂本さんにだって十分チャンスはあります。
団体戦はそのいい試金石になるはず。

そうして始まった今日2月11日の団体女子SPですが、まず煌めきを見せたのは今季の全米を制し、この五輪でもダークホース的存在のブレイディ・テネル。3Lz+3T、3Lo、2Aという構成をしっかり揃えて68.94(PCS30.00)のPB。
初の五輪でこの落ち着きは立派なものです。
その落ち着きでいえばホームの声援を受けて登場したチェ・ダビンも冒頭の3Lz+3Tの回転が怪しかったものの大きなミスなく滑り終えて安堵の表情を浮かべていました。重圧が凄そうだけに彼女も立派。
スコアの方も、回転不足を取られず、65.73(28.57)のPBまで伸びて会場も大盛り上がり。
五輪はこれくらいの方がいいですね。

このチェへのジャッジを見る限り、回転不足(UR)に関しては”やや緩め”という傾向か。
これなら宮原さんに有利に働きそう。
…と、思った矢先のコストナーがバランスを崩して微妙な回転になった3F+3TのセカンドにURがついての75.10(38.14)。ちょっとわからなくなってきました。
ちなみにコストナーのコンディションは”上々”という感じ。ベテランだけにしっかり五輪に合わせてきましたね。
メンタルのブレもないでしょうし、銅メダル候補筆頭といっていいかもしれません。

そのメンタルという意味では我らが宮原知子は割と緊張しいなので冒頭の3Lz+3Tが心配でしたけど、バランスの悪くないジャンプ。回転もまずまずといった感じ。
そのあとの3Loもしっかり決め、繋ぎの工夫もより細かくなり、スピンとステップの動きもより完成度が高まっていました。調整はばっちりですね。演技直後にはガッツポーズも出ていました!
…ところがスコアの方は68.95(34.62)という思わぬ低さ。これには日本のキスクラもどんより。
PCSがGPF(35.22)のときと比べてかなり低くなっていますし、なにより3Lz+3Tに両方URがついていたのが手痛かったといっていいでしょう。
確かにちょっと怪しいジャンプでしたけど、チェのジャンプとなにが違うのか私にはわかりません。
しかしまあ、チェは”ホームの笛”でしょうから、宮原さん(やコストナー)へのジャッジがこの大会の”傾向”ということなのでしょう。
我々は個人戦でも覚悟せねばなりませんね…。

なんて思っていたら次のオズモンドは踏み切りのタイミングがずれてエッジも回転も微妙だった3Lzがマイナス判定なしで71.38(36.28)。
3F+3Tもオーバーターンが入って無理やりつけたセカンドはダウングレードでもいいような回転でしたけどUR判定。
この大会ではどうやらカナダにも”ホームアドバンテージ”があるようですね。
宮原さんとのジャッジの差に久しぶりにムカっ腹が立ちました。
個人戦での銅メダルはカナダとイタリアの争いになる、と断言していいかと思います。
私も4年ぶりで忘れていましたけど、どんな大会よりも不可解で汚いのが五輪でしたね!

そして怪我からの回復具合が気になる最終滑走のメドベージェワは18歳とは思えぬ貫録でノーミスの演技。
この大会に競技人生のすべてを賭けていることがわかる迫力でした。
”この大会が終わったら2度とリンクに立てなくなってもいい”、そんな覚悟が演技から溢れていました。
それが演技全体の質や気品を高めていたといっていいでしょう。
私も映像を観ていて背中がぞくっとしました。
それにしてもロシアの女子選手は生き急ぎすぎ…。
スコアも81.06(38.23)のPBかつ世界最高点でしたけど、ジャンプに関していえば踏み切りに力みが強く、
この評価はやり過ぎな気がしますし、個人戦でも不安を残したといっていいかと思います(特にFS)。
なにせライバルはあのザギトワですからね。
(個人的にはメドベを応援しています。)

この結果、1位メドベージェワ、2位コストナー、3位オズモンド、4位宮原さん、5位テネル。
午前中にはダンスの村元哉中&クリス・リードが5位という好結果を叩きだしたこともあって、日本チームは全体5位で決勝(FS)進出!スケ連とメディアが求めるノルマ達成!
ただ、メダルはかなり厳しいので、選手みなさんには調整のつもりで伸び伸び滑って欲しいですね。
がんばれニッポン!
ダーティ五輪に咲く蓮の花になれ!
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本来の五輪を楽しみましょう

五輪というのは本来ならばアスリートが主役のはずですが、この2018冬季五輪は南北に分かれたテロ国家とテロ支援国家による華やかな政治ショーばかりが世界の注目を集め、スポーツを楽しむことはすっかり置いてきぼり。
日本のマスメディアも合同チームだの美女軍団だのなんとか楽団だのばかりを取り上げて、自国の出場選手をほとんど報じないのですから困ったものです。これでは政治ショーに加担するのと同じことです。
同じ穴のムジナにならないためにも我々は競技を楽しまなくては。
(もちろん私はテレビ桟敷です。)

そうして開会式を夜に控えた今日(2月9日)の午前中、さっそく始まったのがフィギュア団体の男子SP。
団体戦のメダルはロシア・カナダ・アメリカのフィギュア3大国が争うことは確定しているので、それ以外の国の選手にしたら”個人戦に向けての調整”という意味合いが強いかもしれませんし、我々日本のファンとしても”個人戦の前哨戦”という視点で見てしまいます。
この男子SPも宇野昌磨とネイサン・チェンやミハイル・コリヤダ、パトリック・チャンの対決に注目ですよね。
(※ロシアはドーピング問題があって国として出場できず、OLYMPIC ATHLETE FROM RUSSIA=OARとしての出場ですが、面倒なので当ブログではロシアと表記します。)

そんな団体男子SPですが、”調整”の意味合いが強すぎたのか、第1Gから大きなミスをする選手が続出し、FS進出(SP5位まで)を目指すはずのフランスや中国もベセフィエが61.06、閻涵が77.10と撃沈してのっけから不穏な気配。
すると第2Gに登場したカナダのP・チャンも4Tと3Aで転倒してのまさかの81.66(PCS45.10)。
今大会の”団体金メダル”はカナダにとって悲願とともノルマともいっていいものですけど、チームに勢いを付けるはずのエースが大失態を犯すとは…。

ところが、今季好調のアレクセイ・ビシェンコ(イスラエル)は88.49(40.90)を叩きだしてチームの期待に応えたものの、アメリカの至宝ネイサン・チェンは4T→2T、3A転倒という悲鳴が上がるような内容。本人も頭を抱えてがっくりうなだれていました。スコアは80.61(43.88)。
また、北米勢が崩れたことで大いに意気上がるはずのミハイル・コリヤダも4Lzと4Tで転倒、3A→1Aというロシア全土がツンドラと化すような大惨劇。74.36(42.61)は暫定7位。9人目で7位って…。
ネイサンとコリヤダがやらかしたのでパトリックはほっとしたでしょうねえ。

こうしてなんとも締まりがない試合となってしまった団体男子SPですから、最終滑走の宇野昌磨がリンクインしたときもちょっと変な空気。
それに当てられたのか宇野くんも最初の4Fをやや回転不足気味でステップアウトし、観客と視聴者の不安は最高潮だったはず。
しかしその後の宇野くんに焦りはなく、しなやかで落ち着いた動きを見せ、品質の高いスピンとステップで前半を終わらせると、後半冒頭も課題の4T+3Tを成功!続く3Aも綺麗に決めてこれでSP首位は確実!
最後は鋭いスピンを回ってちょっとグラつきながら安堵の表情を見せ、応援する我々もにっこり。
初の五輪の初の試合としては上々の内容でしたね!
スコアは103.25(46.61)で当然トップ!

結果、1位宇野くん、2位ビシェンコ、3位チャン、4位ネイサン、5位リッツォ(イタリア)、6位チャ(韓国)、7位閻涵、8位コリヤダ、9位パウル(ドイツ)、10位ベセフィエ。
団体戦は順位に点数が付く方式なのでカナダやアメリカは助かりましたね。スコアの合計ならばチャンとネイサンはチームに顔向けできませんでした(コリヤダはどっちにしろダメ)。
それにしても宇野くんはスコアでも内容でもライバル勢に圧倒来な差を付けての勝利ですから、個人戦への大きな弾みになったのは間違いありません(インタビューで個人戦のことを「本番」といってすぐに訂正していたのはご愛嬌)。
大会を昌磨の『冬』に染めろ!

この後に行われた団体ペアでは須崎海羽さんと木原龍一くんのペアが57.42のPBで8位。
大舞台の緊張に負けず、自分たちの演技を貫き、期待されていた順位を確実にものにしたのは立派でした。
しっかりとチームに貢献しましたね!
このペアは2人とも3Lzが跳べるのでこれからもガンガン伸びてゆくと思います!

こうしてペアも終わり、この9日時点での順位は、1位カナダ17点、2位アメリカ14点、3位が13点で日本とロシア、5位イスラエル11点、6位が10点で中国とイタリアとドイツ。
やはりフィギュア3大国は少々ミスが出ても強いですね。
日本はFS進出に向けていい位置に付けましたけど、メダルが難しいことにかわりはありません。
ロシアは団体戦には出られないと思っていたのに…。

それでもFSでも日本勢の活躍が見られれば、それだけで私は満足です。
選手もファンも、楽しみましょう五輪の舞台を!
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内親王に恥を欠かせるなど許されない

昨日2月6日(2018年)、突如発表された眞子内親王の結婚行事延期は、国民に大きな衝撃を与えましたが、昨年末から複数の週刊誌でお相手の小室圭さんとその母親にまつわる金銭トラブルが報じられていたので、ああやっぱり…と思われたひとも多いのかもしれません。

眞子内親王のご婚約に関する動きは昨年5月にNHKがスクープし、宮内庁はその時点では「未定」と説明したものの、その後報道が過熱するとともに婚約が既成事実化した9月には宮内庁も「婚約内定」と発表しました。
そうして結婚に向けたスケジュールが決まり、今年3月には結納の儀、そして11月には結婚式という運びだったわけです。

それが結納の儀を間際に控えての延期。
内親王の婚約延期というのは前代未聞といってもいいでしょう。
結婚式は2020年に執り行うという予定だそうですけど、眞子内親王の心中を察すると私も胸が痛みます。
これから約2年もの間、内親王は国民から同情の目を向けられるわけですが、それは晒しものにされるのと同じことです。

このような事態に陥った直接の原因は小室家の杜撰な金銭感覚にあったことは疑いありません。
複数の週刊誌報道によれば、未亡人である小室圭さんの母親は、数年前に結婚を前提としてお付き合いしていた男性から400万円を援助してもらい、それを圭さんの大学入学費や留学費に当てたそうです。
ところが、その後、母親と男性が破局すると、男性側は「お金は貸したものだ」として返却を求めたものの、母親は「もらったものだ」としてそれを拒否したというのです。
小室家側は男性から援助を受けたことについては否定していませんから、お金の流れ自体があったことは事実なのでしょう。
問題はその流れに対する認識というわけです。
(「もらった」とする小室さんの母親は贈与税を支払ったのでしょうか?)

この手の金銭トラブルは我々一般人でもよくあることですし、裁判沙汰も珍しくはありませんが、内親王の降嫁を控えた小室家がことを穏便に処理しなかったことは甚だ疑問です。
援助を受けたのは事実なわけですから、向こうが返せといってきたら、争わずに返却すべきでした。
400万円もの現金ですからすぐに用意できなくても、毎月数万円ずつでも支払うという約束をし、実際そうして誠意を見せておけば男性側もことを荒立てなかったでしょうし、報道が出ても「少しずつ返している」と説明すれば問題はなかったはずです。
それが結婚の延期にまで発展してしまったのですから、小室家の責任は大きいとしかいいようがありません。

ただし、今回の延期については、眞子内親王は「予期せぬ時期に婚約報道がなされました。このことに私たちは困惑いたしました。(中略)当初の予定を大きく前倒しして婚約が内定した旨を発表することにいたしました」とのコメントを出され、金銭問題には触れていませんし、宮内庁もそれが原因であることを否定しています。
内親王と宮内庁の批判の矛先はすっぱ抜いた”NHK”です。
眞子内親王にしたら、自分たちのペースで結婚に向けて話を進めていれば、今回の金銭トラブルも事前に解決できていたのに、という忸怩たる思いもあるのかもしれません。
また、宮内庁もNHKのスクープがなかったら、小室家の”身辺調査”をしっかりすることができたはずです。

しかし、宮内庁は仮に時間がなかったとしても、今回の金銭トラブルをどうにかすべきでした。
小室家にアドバイスをしてもよかったでしょうし、場合によったらお金を貸してもよかったはずです。
宮内庁にだって機密費のようなものはあるでしょうに。
結婚を2年も延期することによって生じる警備費などのコストを考えれば、400万円などは安いものです。
宮内庁は眞子内親王の結婚についてはもっと剛腕を振るうべきです。
この400万円だけではなく、しばしば話題になる小室圭の就職の問題や結婚後のお2人の新居も、宮内庁が用意すればいいんです。

眞子内親王の結婚については、女性宮家創設案や女系天皇論もあって、国民が諸手を挙げて賛成というわけではなかったと思いますが、ことここまで来れば、とにかく内親王に恥を欠かせてはなりません。
宮内庁はそれを一番に考えて行動して欲しいものです。
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